世の中には自分とそっくりの人間が3人いる、という話がありますよね。

自分の“分身”とうっかり出会ったら死んでしまうとかいう怖すぎる都市伝説も流行りましたが(いわゆる“ドッペルゲンガー”)、私はもし自分に瓜二つの人がいるならぜひ会って、この顔を持つものにしか分からない悩みやあるあるを朝まで語り合って仲良くなりたいと思っています。

そんなことはさておき、先日筆者はいつものように近所のサンクスでスイーツコーナーをなめるように眺めまわしていたのですが、ふと、こんなドッペルゲンガー現象に遭遇。

こちらです。

あれっ、これは……?
あれっ、これは……?

そう。少し前に“しいたけみたい”とネットで話題になった、ファミリーマートの「切れてるパンケーキ ~カスタード&ホイップ~」を覚えていますか?これにそっくりなスイーツ「ダブルクリームサンド ~カスタード&ホイップ~」をサンクスで発見したのです。何がそっくりって、しいたけみたいな切り込みが入れられているところが瓜二つじゃないですか?

ファミマの「切れてるパンケーキ」
ファミマの「切れてるパンケーキ」

さらにその数日後、たまたま立ち寄ったデイリーヤマザキでもドッペルゲンガーを発見。これまたしいたけのような切り込みが入れられた「シフォンサンド ホイップ&カスタード」です。

あれれれ?
あれれれ?

このとき、何も買う予定がないのにデイリーヤマザキに勝手に足が向いたのも、今思えば虫の知らせだったのかもしれません。

というわけで、せっかくそっくりなスイーツたちを見つけたので、一堂に会させてみることに。なお、前々から筆者が密かに「しいたけっぽい」と思っていたセブン-イレブンの「甘食風しっとりケーキ」も仲間入りさせ、全部で4つの“しいたけスイーツ”を各コンビニで買い集めてきました。さあ、ずらっと並べたら4つ子ちゃんみたいになるかな~!

ならない
ならない

えっ…似てない。

袋から出してみるも
袋から出してみるも

似てませんねこれ。それぞれのコンビニで個別に見たときは「そっくりじゃん!」と思ったのですが、しいたけっぽい切り込みが共通しているだけで実際に並べてみると色も形も全然違うじゃないですか、誰ですか?ドッペルゲンガーとか言い出したのは。

◆せっかくなので食べ比べてみる

まったくもって4つ子ちゃんにはならなかったけれど、せっかく似た者同士(?)が集まったので、食べ比べてみることにします。味のドッペルゲンガーがあるかもしれませんしね!

・セブン-イレブン「甘食風しっとりケーキ」(120円/税込、以下同じ)

コロンとしたフォルムが愛おしい
コロンとしたフォルムが愛おしい

甘食といえば、真ん中がプクーと膨れたおヘソみたいな愛らしい形がおなじみ。この甘食風しっとりケーキも中央に向かってぷっくら膨れてはいるのですが、おヘソというよりはしいたけ、いやむしろネジのようなフォルムをしています。

食べてみると、一切パサつかず、しっとりと溶けていく上品な食感がお出迎え。噛むほどに広がるバターの風味とやさしい甘み。この、どこかノスタルジックな甘さが消えたあとに、ほんの少しだけ口の中に残る塩気…。

胸の奥があったかくなるおいしさ
胸の奥があったかくなるおいしさ

実は私、普段からよく買って食べているくらいこの甘食風ケーキを気に入っているのですが、初めて食べたときに感じたのは「子どものころ食べたタマゴボーロみたい」でした。やさしい甘さと、スッと溶ける儚さ。子どもはもちろん、大人もこの味、大好きなんじゃないでしょうか。

・ファミリーマート「切れてるパンケーキ ~カスタード&ホイップ」(165円)

切れてる…というか、一部切り取られてる
切れてる…というか、一部切り取られてる

パンケーキというよりは、どちらかというと「どら焼き」に似たビジュアル。空飛ぶ円盤のように見えなくもありません。

ひと口ちぎって食べてみると、生地のしっとりふんわりとした口あたりと、ほんのり香ばしい素朴な味は見た目に違わずどら焼きチック。また、中のクリームはカスタードとホイップが2層になっていて、コクのある甘さと芳醇な香りがふわっと舌を包み込みます。

2つのクリームがどら焼き風の生地とめちゃくちゃ合う!
2つのクリームがどら焼き風の生地とめちゃくちゃ合う!

「パンケーキ」と思って食べるとちょっと違和感があるかもしれませんが、こういうものとしてシンプルにおいしい!口どけの良さは抜群です。

・サンクス「ダブルクリームサンド ~カスタード&ホイップ~」(135円)

しいたけっぽい部分は切り込みだけ(切り取られてはいない)
しいたけっぽい部分は切り込みだけ(切り取られてはいない)

2枚の生地で、あいだにクリームをサンドしたスイーツ。こちらもクリームはカスタードとホイップの2層になっています。

表面にこんがり焼き目のついたケーキ生地は、キメ細かくてしなやかな舌ざわり。口あたりはふんわりとしながらも、噛むとしっとり。口の中のどこにも引っかかることなく、流れるように喉の奥へと消えていきました。

生地もクリームも断面がなめらか
生地もクリームも断面がなめらか

シルクのようなケーキ生地と、なめらかなクリームは相性抜群!すべてが同時に舌の上で溶けていく感覚は、低価格なコンビニスイーツながら、まるで専門店の高級スイーツを食べているかのような気分にさせてくれます。

・デイリーヤマザキ「シフォンサンド ホイップ&カスタード」(168円)

こちらもしいたけっぽい部分は切り込みだけ
こちらもしいたけっぽい部分は切り込みだけ

これも、2枚の生地でホイップとカスタードクリームを挟んだスイーツ。今回集めた4つの中でサイズが1番大きく、明らかにひとつだけパッケージがパンッパンに膨れていました。守られてますね。

空気をたっぷり抱き込んだシフォン生地はフワッフワ!1枚の厚さは1.5センチほどで、柔らかな弾力があります。たまごのコクを感じる甘さで、ちょっとカステラを思い出す味わい。ホイップもふわふわのシフォン生地に呼応してか、口に入れるとシュワッと軽快な音が聞こえてきそうなほどエアリーです。

貴族のベッドか!
貴族のベッドか!

このホイップとたっぷりのカスタードをシフォン生地と一緒にほお張ると…ふわふわ・シュワッ・とろ~りが食感の化学反応を起こし、シフォンにありがちな「もそもそ」感は消え、しっとりとろけるような口どけに!食感が軽いので、ボリュームがありそうに見えてもペロッと食べられます。

◆見た目も味も全然違った

実際に4つを並べてみると、見た目も味も全然違うことが判明。しいたけっぽい切り込み以外は色も形も大きさもまちまちでしたし、食べ比べてみてもその違いは歴然。それぞれにちゃんと個性がありました。まあ、名前が一部似ているというのはご愛嬌ということで、これはドッペルゲンガー現象ではなかったと結論付けて良いでしょう。こちらからは以上です!

ぜひ食べ比べて、お気に入りを見つけてみて!
ぜひ食べ比べて、お気に入りを見つけてみて!