焼きたてのパンが並ぶベーカリーでのモーニングは、パン好きにとってはまさに天国。

パンに囲まれて目覚めたい
パンに囲まれて目覚めたい

中でも渋谷のパン店「Brasserie VIRON(ブラッスリー ヴィロン)」は、行列ができるほどのモーニング人気店です。

筆者もこれまでに二度足を運び、二度とも行列を前に入店を断念。しかしある雨の朝、オープンとともに駆け込むことで入店に成功。人気モーニングの秘密を探ってきました!


■ブラッスリー ヴィロン渋谷って?

ブラッスリー ヴィロンがあるのは、渋谷駅から徒歩約5分、Bunkamura通りの右側をまっすぐ進んだ先。赤い壁が目印です。

赤い壁が目印
赤い壁が目印

店内1階ではパンやケーキなどを販売。2階がレストランフロアとなっています。

1階はベーカリー
1階はベーカリー

2階はカフェスペース
2階はカフェスペース

カフェスペースの客席はゆったりとした造り
カフェスペースの客席はゆったりとした造り

この日はオープン(9時)直後、天気が雨ということもありすんなり入ることができましたが、退店した10時ごろには、平日にもかかわらず数人のお客さんが順番待ちのイスに並んでいました。


■モーニングセットを注文

ヴィロンの朝食時間は9時から11時まで。モーニングセット(税別1,500円)のほか、平日はベーカリーで購入したパンをカフェスペースで食べることもできます。

“Petit Dejeuner”は、フランス語で“朝食”
“Petit Dejeuner”は、フランス語で“朝食”

注文するのはもちろんモーニングセット。セット内容は、シンプルな食事パン「セレアル」と「バケットレトロドール」の2種に加え、選べるヴィエノワズリー(菓子パンの総称)2個、コーヒーまたは紅茶。これに好きなだけつけられるジャム6種とはちみつ、チョコレートクリーム1種が瓶ごと席に運ばれてきます。

上:セレアル 下:バゲットレトロドール×2
上:セレアル 下:バゲットレトロドール×2

瓶ごと席に運ばれるジャムやはちみつと、選べるヴィエノワズリー2個
瓶ごと席に運ばれるジャムやはちみつと、選べるヴィエノワズリー2個

ヴィエノワズリーは、店員さんが席まで持ってきてくれるバスケットから選びます、今回選んだのは、人気が高いという「パン・オ・ショコラ」と「ショーソン・オ・ポム(アップルパイ)」。このほかクロワッサンも人気とのこと。

どれもおいしそうで迷う…!
どれもおいしそうで迷う…!

なお、コーヒーはおかわり無料。紅茶はポットでサーブされます。


■モーニングセットを実食!

◆セレアル

ほんのりあたたかい状態でサーブされたセレアル。生地はしっとりもっちりとした食感で、ゴマなどのセレアルが混ぜ込まれています。

もっちりとしたセレアル
もっちりとしたセレアル

セレアルのプチプチとした食感を活かすため、シンプルにはちみつで。これが相性抜群!生地の隙間にはちみつが満ち、かむごとにコク深い甘みがじゅわん。もっちりとした食感がさらに引き立てられています。

はちみつが相性抜群!
はちみつが相性抜群!

ヘーゼルナッツペーストも塗ってみました。

クセになる甘さのヘーゼルナッツペースト
クセになる甘さのヘーゼルナッツペースト

これもまた美味!サリッとした細かな粒感のある舌ざわりに、香ばしく濃厚な甘みがたまりません。好きなだけ塗れる状況が怖いほど、クセになるおいしさ。


◆バゲット レトロドール

生地はふわふわというよりも、目が詰まってもっちり寄り。カリッと香ばしい皮は固めで、小麦の風味がしっかり感じられます。こちらも温かい状態でサーブされました。

カリッと香ばしい皮のバゲットレトロドール
カリッと香ばしい皮のバゲットレトロドール

ジャムを試していきます。

オレンジマーマレードは、甘み、酸味、苦みのバランスが良く、ジューシーな味わい。

定番マーマレードはほろ苦さがたまらない
定番マーマレードはほろ苦さがたまらない

カシスは、独特の甘酸っぱさとぎゅっと濃縮されたコクを感じます。ヘーゼルナッツペーストと合わせるとクリーミーさが加わり、さらに濃厚に。

甘酸っぱいカシスは食感も楽しい
甘酸っぱいカシスは食感も楽しい

ルバーブは、欧米ではポピュラーなジャムのフレーバー。植物の茎なのでシャキッとするかな?と思いきや、とろとろで歯ごたえはほぼなし。クセはなく、ほんのり酸味のあるなじみやすい甘さです。

とろとろに煮込まれたルバーブのジャム
とろとろに煮込まれたルバーブのジャム

やわらかなパンにつけて食べることの多いジャムですが、バゲットとも好相性。固めのバゲットを噛みしめるごとにジャムがしみわたり、徐々に変化する食感と味わいが楽しめます。種類が多いので、組み合わせて自分好みの味を探るのも楽しいかも。


◆ヴィエノワズリー2種(パン・オ・ショコラ&アップルパイ)

平たい形のものが多いパン・オ・ショコラですが、こちらはコロンと丸いフォルム。

ふっくら丸みをおびたパン・オ・ショコラ
ふっくら丸みをおびたパン・オ・ショコラ

ぱりっとした表面を抜けると、空気をたっぷり含んだやわらかな生地がおでむかえ。かむことにより生地が押しつぶされ、中からバターの香りがあふれ出ます。

空気を含んでふんわり
空気を含んでふんわり

特筆すべきはチョコのなめらかさ。舌と一体化したかのようになじみ、ビターで濃厚な味わいが楽しめます。このままでも十二分においしいのですが、お好みでジャムをつけても味に変化が作れていいかも。

アップルパイは食べ切れなかったため、持ち帰り用に包んでもらいました。

ずっしり持ち重りのするアップルパイ
ずっしり持ち重りのするアップルパイ

食べ切れなかったので包んでもらいました
食べ切れなかったので包んでもらいました

ぱりぱりとしたパイ生地の層をぐっとかみしめると、中からあふれるジューシーなりんごフィリング。シナモンが香ります。

ぎゅっとりんごのフィリングが詰まってる!
ぎゅっとりんごのフィリングが詰まってる!

りんごは大きめサイズにカットされているものの、食感はとろとろにやわらか。たっぷり入れられているぶん甘さは控えめで、生地とのバランスが絶妙。ジャムとはひと味違う、果肉そのものの味わいが楽しめます。

■まとめ

1,500円は朝食としてはお高めですが、ここで味わえるのはまさに“贅沢”そのもの。おいしいパンに色とりどりのジャム、途切れることなく注がれるあたたかいコーヒー。まるで体全体が“贅沢”に浸かったような時間が過ごせました。「時間がないから」「作るのが面倒だから」といった消極的な理由ではなく、「贅沢がしたいから」行く、それがVIRONのモーニングなのかもしれません。