タイデザートって、タイ料理専門店以外ではなかなか食べる機会がないもの。それが好きな時に手軽に食べられる缶詰であれば嬉しいですよね。
タイカレーのクオリティからすれば、デザートにも期待が持てますが、実際のところどうなのでしょう。気になったので、食べてみました!
■ いなばの“タイシリーズ”デザート缶詰を食べてみた
今回入手したデザート缶詰は3種。「ナタデココ・ココナッツミルク」(203円)、「かぼちゃとココナッツムース」(257円)、「ココナッツ・あずきミルク」(267円)です。※価格は全て税込
いずれも内容量は125g。もちろん常温保存OKで、賞味期限まで1年以上ありました。
なおタイカレーに比べ扱っているお店は少ない模様。5件ほどスーパーを見て回り、大きめの店舗でようやく発見しました。
◆ ナタデココ・ココナッツミルク
ココナッツミルクは、ややとろみのある液状。サイコロ状のナタデココが入れられています。
見た目はざらりとした質感ですが、口あたりはなめらか。ぎゅっと濃厚なココナッツミルクの甘みが舌の上に広がります。
ナタデココは、おなじみのプリッとした食感にほんのりとした甘み。さっぱりとしているので、ココナッツミルクをたっぷり絡めて食べるのがgood。
タイ料理店のデザートでもよく見るココナッツミルクですが、それらに引けをとらないくらいに濃厚な味わいです。
◆ かぼちゃとココナッツムース
フタを開けると、いちめん鮮やかなかぼちゃ色。
ぶるんと弾力があり、ほぼそのままの形でお皿に移すことができました。
口にすると、はじめはざらりとした舌ざわりに、かぼちゃのほくほくとした甘みが主体。熱でなめらかに口どけるとともに、濃厚なココナッツミルクの甘みがじわっとやってきます。
ムースというよりはプリンに近く、濃厚でボリュームのある一品。タイのデザートでタロイモを使った焼きプリン「カノムモーケン」にも似ています。
◆ ココナッツ・あずきミルク
ミルク色のベースから、半透明のタピオカが顔を出しています。
お皿に開けると、あずきとタピオカパールがごろごろ。
ベースのミルクは、ココナッツの甘みが強く、濃厚でなめらかな口あたり。質感はややとろみのあるヨーグルトといったところ。
タピオカパールは、舌で押すだけでつぶれる柔らかさ。ふだん口にするタピオカのような弾力はなく、細かにほぐれ、ミルクと一体化していきます。一方のあずきはしっかり粒感があり、かむとほっくりとした味わいがミルクの中に広がります。
2種の具の食感のコントラストが楽しく、具だくさんで食べごたえあり。あずきによりどこか和も感じる一品です。
■ まとめ
いずれも濃厚で本格的な味わいが楽しめた、いなばのタイデザート缶詰。強めの甘み×ココナッツの組み合わせが好きな人にはかなりオススメです。価格も手ごろで日持ちがするので、突然のスイーツ欲に備えてストックしておいてもいいかもしれませんね。