袋麺の革命児、東洋水産『マルちゃん正麺』。2011年11月の発売以降、売上が落ち込む一方だった袋麺市場を“V字回復”に導き、「マルちゃんショック」と呼ばれるほどのヒット商品となりました。そのマルちゃん正麺のラーメン4品の麺が、8月、初めてリニューアルされます。

いまや袋麺を語るうえでなくてはならなくなったマルちゃん正麺の“スゴさ”に改めて迫るとともに、「120%おいしくなるゆで方」もご紹介します!
 
「○○するだけ」でマルちゃん正麺が120%おいしくなる!
「○○するだけ」でマルちゃん正麺が120%おいしくなる!

◆そもそもマルちゃん正麺の何がスゴイのか

一番の特徴は、これまでのインスタント麺にはなかった“生麺風”の食感にあります。独自技術による「生麺うまいまま製法」により、“本格的な美味しい食事”となり得る、まるで生麺のような味わいを実現しました。

一般的にインスタント麺は、蒸した麺を高温の油で揚げたあと乾燥させた「フライ麺」と、蒸した麺を揚げずに乾燥させた「ノンフライ麺」に分けられます。マルちゃん正麺は、生麺を蒸さないまま熱風で乾燥させているのが特徴。蒸さずに乾燥させるという点では、パスタなどの乾麺に似ているのですが、時間をかけてじっくり乾燥させるパスタと違い、マルちゃん正麺は高温で一気に乾燥させています。しかしこの技術だけでは、麺の内部組織の密度が粗く、割れやすくなるという問題がありました。これをクリアしたのが、生麺うまいまま製法。この技術のおかげで、家庭でゆでるときにアルファ化(水と熱によりデンプンを糊状の消化しやすい状態にすること)が進むので、生麺に近い仕上がりを実現できたのだそうです。

左から、フライ麺、マルちゃん正麺、ノンフライ麺(いずれも東洋水産のもの)
左から、フライ麺、マルちゃん正麺、ノンフライ麺(いずれも東洋水産のもの)

実際に、フライ麺、ノンフライ麺、マルちゃん正麺をゆで、食べ比べてみました。フライ麺は、ふかふかと柔らかくて歯切れがよく、ノンフライ麺はフライ麺よりのどごしがよく、歯ごたえもある印象。そしてマルちゃん正麺は、まさに生麺に近い、つるんとしたのどごしと適度な歯ごたえがありました。こんなにはっきりと違いが出るとは!
 
並び順は同上  食べると、目隠しでも分かるくらい違いがはっきりとしています
並び順は同上
食べると、目隠しでも分かるくらい違いがはっきりとしています

今回のリニューアルでは、配合が変わり麺に厚みが加わります。これにより、太くコシのある麺となり、より生麺に近い食感になったのだとか。特に「コシにかなりの差がある」と開発担当者も自信をみせています。

◆マルちゃん正麺を120%おいしくゆでる

その“自信の麺”を、できるだけ完璧な、万全な状態で楽しみたい!開発担当者に「120%おいしくゆでるコツ」を教えてもらいました。そのコツとはなんと“ほぼ放っておくだけ”。

ご存知のとおり、袋麺の調理方法は「ゆでる」です。例えば「マルちゃん正麺醤油味」のパッケージには、「沸騰しているお湯500mlの中に麺を入れ、3分ゆでてください。(途中、軽くほぐしてください。)」と書いてあります。

この一文で終わってしまう調理方法のなかで、“放置ポイント”は2つあります。1つめは「ゆで始めの1分間は絶対に触らない」。そして2つめは「ゆで時間が半分過ぎたら1回だけひっくり返して軽くほぐし、時間まで放っておく」です。

実際に、マルちゃん正麺醤油味(ゆで時間3分)で試してみました。
 
タイマースタート!
タイマースタート!

特にゆで始めの1分間は、表面がアルファ化するための大事な時間なので、ほぐさないことがポイントだとか。ひっくり返して軽くほぐしたあとも、ひたすら我慢。ちゃんとほぐれるのか不安だったものの、器に盛り付ける際に入れる箸で十分ほぐれました。
 
ほぐさない。絶対に、ほぐさない
ほぐさない。絶対に、ほぐさない
 
何も気にせずにほぐしながらゆでた場合と比べると、口に入れたときののどごしが確かに違います。麺1本1本がきちんとコーティングされているように感じました。
 
1本1本の表面の舌ざわりが変わります
1本1本の表面の舌ざわりが変わります

ちなみに、肉や野菜を一緒にゆでる場合は先に入れておき、再度沸騰してから麺をゆでるのがポイント。麺をゆで始めてから野菜などを入れると湯の温度が下がってアルファ化が遅れてしまい、やはり麺の戻りが悪くなってしまうのだそうです。

◆マルちゃん正麺のおいしさ、再発見

リニューアル版マルちゃん正麺は8月10日に発売されます。“ほぼ放置するだけ”のゆで方、本当に簡単なのでお試しあれ。ほぐしたくなるうずうず心をガマンするだけで、120%おいしいマルちゃん正麺と出会えます。

初のリニューアル!「マルちゃん正麺」の魅力をチェック

情報提供:東洋水産