そんなこたつを堪能できる時間もあとわずか、春はもうすぐそこまで来ています。というわけで、こたつ大好きなオコターの私(筆者)が、この冬最後の“こたつ飯”を最大限に楽しめちゃうお店「本家かのや」(東京・代々木)をご紹介します!
本家かのやは、鹿児島の美味しい郷土料理やお酒が楽しめるお店。JR 代々木駅東口から徒歩3分ほどのところにあります。エスカレーターでビル3階に上ると見える、昭和情緒あふれる提灯と看板が目印。
お店に入ると、一段上がったところにこたつがずらり!カップルから団体客まで、たくさんの人たちがほっこり食事を楽しんでいます。さらに、昔小学校の教室に置いてあったような懐かしのストーブまで!思わず胸がノスタルジックでいっぱいになります。
なお、店内奥にはテーブル席やカウンター席も。こたつ席は人気があるので、事前に予約することをオススメします。
貸し出されるどてらを羽織ってこたつに入ると、冷えていた体が一気に温まります。もう出たくない!ずっとここにいたい…!
メニューには、お鍋や黒豚料理、魚料理など鹿児島を代表するフードに加え、地元鹿児島産の焼酎などドリンクメニューも豊富にラインナップ。
みんなでお鍋を囲むもよし、かき揚げやお刺身をつまみながら焼酎をチビチビやるもよし。何とも穏やかで幸せな時間が流れていきます。
今回筆者が食べた中で、特に気に入ったのは「さつまいもスティックはちみつバター添え」(630円)と「がね(根菜のかき揚げ)」(ハーフ320円)、そして「薩摩香潤鶏の柚子胡椒焼きと温野菜」(1,000円)。
太くて長いさつまいもスティックは、別添えのはちみつバターに付けてパクッとかじると、口の中でほっくりとしたさつまいもの甘みとほんのり塩気、そしてはちみつの濃厚な甘さとバターのコクが贅沢に広がります。
がねは、“ハーフ”でも2~3人前というジャンボサイズ!サクサクの衣をまとった揚げたての根菜をハフハフかじりながら飲むビールはたまりません。
薩摩香潤鶏の柚子胡椒焼きは、パリッと香ばしく焼かれたチキンの皮と、ジューシーなお肉の旨みが最高に美味!ごろごろ温野菜が付いて、ボリュームもバランスも満足度の高い一品です。
美味しい料理とお酒、そしてこたつという完璧なシチュエーションで、思わず閉店ぎりぎりまで長居してしまいました。ちなみにこの日は、ほかのこたつ席でお誕生日を祝ってもらっているお客さんもちらほら。お店全体のアットホームな雰囲気に、みんなとても幸せそうでした。
本格的に桜の花が咲く前に、昔の仲間や幼なじみとこたつで思い出話に花を咲かせてみるのもいいのでは?
なお、本家かのやでこたつ席が楽しめるのは4月いっぱいまで。それ以降はテラス席になるそうです。