大阪など関西に10店舗を構える辛口カレー専門店「辛口料理スズメバチ」が関東へ。12月15日、1号店「東京新橋本店」がオープンする。

大阪人をうならせる辛口カレーとはどれほどのものなのか。オープン前に特別に試食させてもらった。

関東初上陸!激辛「スズメバチカレー」を食べて来た
関東初上陸!激辛「スズメバチカレー」を食べて来た

店舗は、JR 新橋駅烏森口を出て左手、新橋西口通りを入ってすぐのところにある。立喰い寿司「魚がし日本一」の右隣の急な階段を下った先にある扉が入り口だ。

魚がし横の狭い階段を下る
魚がし横の狭い階段を下る

中に入ると、懐かしい喫茶店のようなライトと真っ赤なカウンターが出迎えてくれる。10席だけのコンパクトな空間だ。

店内はカウンター10席だけ
店内はカウンター10席だけ

メニューは「スズメバチカレー」(1,000円)のみ。店名には“辛口料理”とついているが、カレー以外の料理は提供されない。なおトッピングとして、生卵(50円)やチーズ(100円)なども用意されている。

スズメバチカレーは、大きな皿にたっぷり盛られている。山盛りのご飯は約300グラムあるそう。茶碗2杯分ほどに相当する。その上には具の入っていないカレールウ、そして煮込んだ牛肉。洋食屋のビーフカレーといった様相だ。

これが、激辛「スズメバチカレー」だ!
これが、激辛「スズメバチカレー」だ!

さっそく食べてみる。一口目は、口いっぱいにコクのある旨みが広がる。さらっとしているけどまったりしていて、ご飯への絡みもいい。だが、しばらくすると、突如“スズメバチ”が本領を発揮し始めた。後味にとんでもなく刺激的な辛さが訪れるのである。インドやタイなどの独特なスパイスの風味を持つカレーとは違い、まろい旨みがありつつも刺激はとどまることなく、後から後から汗が噴き出してくる。でも、手は止まらない。やめられない“ウマ辛さ”だ。

トッピングの牛肉にも、ほかの店とはひと味違った工夫が施されている。カレーとは別に、甘辛く煮てあるのだ。ほろほろと崩れるほど柔らかく煮込んだ肉からは、噛むほどに甘さが染み出てくる。これをカレーとともに食べると、辛さがマイルドになるだけでなく、ぐっと深みが増す。

ここで、忘れずに生卵を加えて欲しい。“カレーに生卵”は肯定派、否定派と大きく分かれる食べ方だが、ぜひともおすすめしたい。生卵は別皿で提供されるので、カレーに“卵ポケット”を作って黄身だけをそっと落とす。ざくざく混ぜて肉とともに食べると、すき焼きのような味わいに変化するのだ。大阪の常連さんは初めから入れる人が多いそうだが、変化を楽しむために途中で入れるのも手だ。ご飯は余るほどあるのだから。

筆者は生卵肯定派
筆者は生卵肯定派

そう、300グラムというご飯の量は、なかなかにボリュームがある。ご飯が進みやすいカレーだが、卵の力をもってしても更なる変化が欲しくなる頃だろう。スズメバチでは、もちろんそれも想定済み。“追いルウ”すなわち、ご飯の上にルウを足すというサービスが実施されている。さらに、最終秘密兵器がオリーブオイル。残ったカレーに軽くひと回しすると、卵とはまた違ったまろやかさが加わるので試してみてほしい。

最後はオリーブオイルで
最後はオリーブオイルで

スズメバチの原点は、カレーファンの間で30年以上愛されてきた辛口カレー店「ハチ」(2012年に閉店)にある。女将が作る激辛カレーには「ハチラー」とも呼ばれるファンがおり、閉店を惜しむ声がたくさん上がったそうだ。そんなハチラーの一人がアレンジを加えてオープンさせたのがスズメバチ。カレーの味わいはハチとは異なるものの、付け合せとして置いてあるにんじんのピクルスは、女将のレシピそのままなのだとか。

ほんのり甘いにんじんのピクルスは、箸休めにちょうど良い
ほんのり甘いにんじんのピクルスは、箸休めにちょうど良い

なお12月22日まで、オープン記念として、関西出身者と年齢に「8」がつく人(18歳、28歳など)は、通常1,000円のカレーを800円で食べられる。また赤いものを身に付けている人は、生卵トッピングが無料となる。折りしも、年末の宴会シーズン。ラーメン屋がひしめくエリアではあるが、飲んだあとのシメに“ウマ辛カレー”はいかがだろう。

店舗所在地は、東京都港区新橋3-21-10 オルバス第1ビル 地下1階。営業時間は11時から24時まで、23時30分ラストオーダー。