英国の食品メーカー Waitrose 宛てに、若干7歳の少年が送った手紙とその内容に対する同社の対応がハートウォーミングだと、海外で話題になっている。英国メディア Design Week が伝えた。

少年の純粋でまっすぐな思いが届いた
少年の純粋でまっすぐな思いが届いた

Waitrose は、自社ブランドの「brown sauce(ブラウンソース)」を販売している。7歳の少年 Harry Deverill くんも、同社のブラウンソースを愛用する一人だ。


あるとき Harry くんは、ソースのボトルに貼られたラベルに描かれた絵が何を意味しているのか興味を持ったそうだ。そこで父親に何の絵なのか尋ねたところ、彼にもよくわからなかったのだとか。

従来のブラウンソース  確かに絵がちょっとわかりにくい…?
従来のブラウンソース
確かに絵がちょっとわかりにくい…?

そこで Harry くんは、Waitrose の取締役 Mark Price 氏に宛てた手紙を書いた。その内容は以下のとおりだ。

Mark Price さま

ある朝、Waitrose のブラウンソースでベーコンサンドイッチを食べたときのことです。ぼくがパパに、ボトルのラベルに描かれている絵が何なのか聞いたら、パパはわかりませんでした。そして、ぼくにもわかりません。どうぞ教えてください。ママは、ぼくが絵を描くのが上手だって言っているから、もしあなたがぼくにラベルの絵を描いてほしければ、喜んで描きます。

Harry Deverill、6歳より


Waitrose はこの申し出を受け入れることにした。“限定版”として Harry くんが描いたトースト、目玉焼き、ベーコンなどを盛り合わせた“イングリッシュ ブレックファスト”がデザインされたラベルをブラウンソースのボトルに貼り換え、Waitrose ほぼ全店の商品棚に並べた。

Harry くんが描いたラベル  こっちの方がおいしそう!?
Harry くんが描いたラベル
こっちの方がおいしそう!?

 
同社のバイヤー Jo Heywood 氏は、このように話しているそうだ。

「Harry くんの手紙を読んだとき、その申し出を断ることなどできなかった。お客様には私たちの商品について思うことを伝えて欲しいし、Harry くんのようにクリエイティブでもいてほしい。今回のように、何か面白いことができるのは本当にうれしい」

Harry くん、嬉しそう。よかったね!
Harry くん、嬉しそう。よかったね!

※画像の出典は Waitrose 公式サイト、Facebook および Twitter