シンガポールやマレーシアでよく食べられる名物料理のひとつ「ラクサ」。チリとココナッツミルクを使ったスープに麺を合わせた郷土料理だ。エスニック料理が好きな人なら1度は食べたことがあるのではないだろうか。

今日は、そんな絶品「ラクサ」が都内でも食べられるシーフードレストランをご紹介したい。シンガポール政府も公認という「シンガポール・シーフード・リパブリック」だ。


本格「ラクサ」が食べたいんだ!
本格「ラクサ」が食べたいんだ!

シンガポール・シーフード・リパブリックがあるのは東京・品川。だが今回は、隣駅の五反田にある同系列のカジュアルレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック ジュニア」へ足を運んだ。

アトレヴィ五反田の5階にある
アトレヴィ五反田の5階にある

店内に入り、注文したのはもちろん「カトンラクサ」(950円)。ちなみにカトンというのは、シンガポールの地名。ラクサは、それぞれの地域によって使われる具材や味が違うそうだ。

今日はカトン地区のラクサをいただきます
今日はカトン地区のラクサをいただきます

10分ほどして、大きなどんぶりになみなみと盛られたラクサが運ばれて来た。食べるものをエスニック気分へいざなう魅惑的な香りを放っている。

伝われ、この香り…!
伝われ、この香り…!

チリとココナッツミルクのスープに、パスタのような麺と、もやし、海老、玉子が合わされ、スープの後味にフレッシュさを加えるライムがトッピングされている。

とろみのあるスープを一口飲んでみると、舌にざらつきを感じるほど濃厚なココナッツミルクの深い甘みに、魚介の旨み、チリのスパイシーさが加わりめちゃくちゃ美味しい

これ過去イチかも…!
これ過去イチかも…!

たっぷりチリが使われているはずなのだが、ココナッツミルクのおかげで全体がまろやかな味わいに仕上がっている。後からじわじわ攻めてくる辛みと、それを優しく包み込む甘みのバランスが絶妙で、スープを口へ運ぶ手が止まらない。

パスタみたいなストレート麺
パスタみたいなストレート麺

 
弾けんばかりの身が詰まった海老ちゃん
弾けんばかりの身が詰まった海老ちゃん

 
シャキシャキと食感もフレッシュな生もやし、するすると食べられるパスタのようなストレート麺、弾けそうなほどプリップリの海老と、具材ももちろん文句なしに美味しいのだが、これは何よりスープを楽しむ料理と言っていいだろう。最後の一滴まで飲み干したくなる。
 
日本を出ることなく、ここまで本格的なラクサが味わえるとはさすが政府公認。まだラクサを経験したことがない人は、ぜひ1度食べに訪れてみてほしい。