和幸 ロースかつ鍋御飯

名物の陰の“ひそかな名品”を紹介する連載。34品目は、とんかつ和幸の「ロースかつ鍋御飯」。

とんかつ和幸は、全国的に展開するとんかつ専門レストラン。とんかつを中心とした揚げ物の定食メニューを提供している。ご飯、キャベツ、みそ汁のおかわりは自由(一部の店舗をのぞく)。

とんかつ和幸の店頭
商業施設内の店舗も多い

和幸に限らず、とんかつ専門店に行く際の大きな楽しみは「揚げたてサクサクの衣」。家ではなかなか再現しにくい「からり」と揚がった衣を求め、お店に向かう人も多いだろう。

このような理由から、定番ながら食べたことのない人も多いと思われるのが今回紹介する「ロースかつ鍋御飯」。ロースカツと玉ねぎの薄切りを甘辛いダシ汁と卵でとじた、いわゆる「カツ煮」のメニューだ。

和幸 ロースかつ鍋御飯メニュー

価格は1,383円(税込)。ひれかつを使った「ひれかつ鍋ご飯」(税込1,491円)もある。なお提供時間は店舗により異なり、ランチ終了後のレストランメニューのみでの提供の場合がある。

木製の鍋蓋がいい感じ
店舗によっては夕方以降の提供

お盆からはみ出す大きな鍋のフタを開くと、グツグツと勢いよく煮立つカツ煮が登場。鍋の下では固形燃料が火をともしており、冷めにくくなっている。

和幸 ロースかつ鍋御飯
グツグツ煮立ってる!

鍋から直に箸でつまんで食べると舌をヤケドするので、れんげで小皿にとりわけ、少し冷ましてから口へ。

和幸 ロースかつ鍋御飯
横着するとヤケドする(した)

ダシ汁をたっぷり吸った衣は、噛むとじゅわっととろけ、旨みをともなった甘辛さを口じゅうに広げる。ダシ汁はやや甘み強めで、ご飯やキャベツに合いつつ、とんかつ単体で食べても塩辛くない程よい濃さだ。

和幸 ロースかつ鍋御飯
しゅんわりとろける衣

中の豚肉はやわらくジューシー。噛むと肉の旨みと脂の甘みがしみ出し、ダシ汁と絡み合った濃厚なおいしさが完成する。

タマゴはしっかり火が通っており、プリッとした食感(手を付けるのが遅かったせいかも)。2個は使っているであろう大ボリュームで、淡白さが甘辛いダシと良く合う。とんかつと一緒に口にすると食感に変化がついて楽しい。

和幸 ロースかつ鍋御飯
タマゴとじ部分のボリュームもあなどれない

途中で口の中がくどくなってきたら、小皿の浅漬けを。さっぱりとした味が舌をリセットしてくれる。

和幸 ロースかつ鍋御飯
さっぱり浅漬けで口をリセットしながら

サクサクの食感はないが、代わりにジューシーで濃厚な味わいととんかつ以上のボリュームが楽しめるかつ鍋。身体も温まるので、これからの寒い時期に選んでみては。

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