イメージ写真「かつ丼」
アツアツばかりがかつ丼じゃない!(写真はイメージです)

サクッと揚げたトンカツを卵でとじて、ほかほかのごはんにのせたかつ丼…おいしいですよね。私もアツアツのかつ丼大好きです。でも!食欲が落ち気味の暑い日にぜひとも食べていただきたいのは、ひんやり冷たい「冷やしかつ丼」なのです!

◆かつ吉の「冷やしかつ丼」

暑い夏のランチにおすすめしたいのが、とんかつ専門店かつ吉の「冷やしかつ丼」。2002年から毎年夏に販売されている季節メニューです。ネットでも話題になっていたので、ご存知の方もいるかもしれません。


かつ吉「冷やしかつ丼」
今年で15周年!かつ吉の「冷やしかつ丼」

冷やしかつ丼の肉は、鶏むね(1,300円)、豚ロース(1,500円)、豚ひれ(1,600円)から選べます。今回は、日比谷店で一番人気と言われて筆者が食べた豚ロースの冷やしかつ丼をお見せします。

◆冷たいスープにひたひた

冷やしかつ丼は、言ってしまえば冷たいおだしスープでひたひたになったかつ丼。どんぶりの底にごはんが沈んでいて、水面にはひと口サイズの厚切りロースかつがぷかぷか浮かんでいます。

かつ吉「冷やしかつ丼」
冷たいスープにたゆたう、とんかつ

彩りを添えるのはキュウリやみょうが、オクラといった夏野菜。さらに、たっぷりのとろろもかけてあります。精が付きそうですね。ちなみに卵の要素はありません。

かつ吉「冷やしかつ丼」
シャキシャキ涼しい夏野菜たっぷり

スープはさらっとしたしょうゆベース。塩気ひかえめのやっさしい味に癒されます。肉や野菜からいいダシが出ているからでしょうか、奥ゆかしい中にも味の層を感じます。

ごはんは水分を吸ってもふっくらとコシがあり、もったりとしたとろろをまとってトゥルトゥルッと止めどなく食べられちゃう。のどごしも爽快です。

かつ吉「冷やしかつ丼」
するするっと食べられる

かつの衣はスープを吸ってひたひたですが、食べると最後に「サクッ」とした歯ごたえがちゃんと残っています。もぐもぐサクサク噛むほどに、揚げ油の香ばしさと分厚い肉からあふれる脂の甘みがじゅわり。が、冷たいスープがすっきり流してくれるので重たくありません!

かつ吉「冷やしかつ丼」
カツが全然べちゃっとしてない

少し食べ進めると梅干しがごろっと出てきます。果肉を崩しながら食べれば、ところどころすっぱくなって口の中がさわやかに。後半、そろそろお腹いっぱいになってきたな~というころに、この梅やほろ苦いミョウガ、薬味のわさびで味に変化を持たせると再び食欲が焚き付けられるのでおすすめです。

結局、スープも最後の一滴まで飲めちゃうおいしさ。めちゃくちゃ暑い日に涼しい店内にかけ込んで、これを食べて胃からクールダウンするのが最高に幸せだと思います。

かつ吉「冷やしかつ丼」
冷えたかつがこんなにおいしいなんて

冷やしかつ丼、今年は9月中旬まで販売予定とのこと。ちなみにかつ吉の各店では、それぞれ店舗限定メニューも展開中。日比谷店は「冷やしトマトかつ丼」、渋谷店は「冷やしカレーかつ丼」、新丸ビル店は「冷やし辛みそかつ丼」だそうです。こちらもぜひ試してみては!