つきぢ松露(しょうろ)「松露サンド」
玉子焼き専門店「つきぢ松露(しょうろ)」の人気商品「松露サンド」をご存知でしょうか?だしのきいた分厚い玉子焼きを、しっとりとしたパンで挟んだ絶品サンドイッチです。以前、片岡愛之助さんがひいきにしているとテレビで紹介され、これを食べたマツコさんと黒柳徹子さんもおいしいと絶賛。食べてみれば、その人気の理由が分かります。
ふわりと小麦が香るパンは、やわらかくしっとりとした口あたり。これにサンドされている…というかもはやパンを従えているように見えるのが、パンの2倍ほど厚みのある玉子焼きです。幾重にも重ねられた玉子の層に歯を通すと「トゥルルン!」と心地よい食感で、中に閉じこめられていただしの汁がジュワッとあふれ出します。
玉子焼きとパンをつなぐのは、なめらかでコクのあるマヨネーズ。このマヨネーズもおいしいんです。くせがなく、だしの風味やパンの香ばしさを消さない!
「つきぢ松露」の玉子サンドイッチ「松露サンド」再現してみた!
松露サンドの構成要素はすごくシンプルで、原材料表記によると「玉子焼、パン、マヨネーズ」だけ。ちなみにパンについては、テレビで紹介された際に松露の店員さんが「ドンクのパンを使っています」と言っていました。ならば同じ材料をそろえれば、自分でも松露“風”の玉子サンドが作れるかも!と思いチャレンジしてみたのですが――結論からいうと、それなりに近しいものは作れることが分かりました。ドンクのパンすごい。
【用意するもの】
ドンクの食パン「さわやかな食卓」卵 4個
砂糖 大さじ1
めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ2
※3倍濃縮なら少し減らす
マヨネーズ 適量
油 適量
ドンクのパンは「さわやかな食卓」を使います(松露の店員さんに聞いて確かめました)。なお、買いたかった8枚切りが売り切れていたので今回は6枚切りを用意。
また、松露サンドの玉子焼きはだしをたっぷり使って仕上げられます。が、自分でだしを取るのはちょっと面倒なので、ご家庭の強い味方“めんつゆ”を使います。
【作りかた】
1.溶いた卵に砂糖とめんつゆを加えて混ぜる2.玉子焼き器でパンと同じサイズに厚焼き玉子を焼く
3.パンにお好みの量のマヨネーズを塗り、左右のミミを切り落とす
4.パンに玉子焼きを挟んで半分にカットすれば完成!
玉子焼きをきれいに仕上げるには、焼き器に玉子がくっ付いてボロボロにならないよう、折り返すたびにキッチンペーパーなどで薄く油を伸ばしてあげれば良いかと。
なお、切り落としたパンのミミはもったいないので、フレンチトーストやラスクなどにしておいしくお召し上がりください。
「松露サンド」風の再現度合い
玉子焼きの弾力やだしのジューシーさなど、当然ながらプロの味には到底およびませんが、ドンクのパンとめんつゆに頼ればそれなりに近しいものができることが判明しました。作ってみて気づいたことは、次の3つです。
1.マヨネーズは酸味や香りがマイルドなものが良い
その方が、だし風味の玉子焼きと合います。たとえば筆者のおすすめはベストフーズの「リアルマヨネーズ」。すっきりとした味となめらかな食感がサンドイッチにもぴったりです。2.本物の松露サンドに近づけるには卵6~7個が必要
松露サンドの玉子焼きと同じくらいふっくらと厚みのある玉子焼きを作るには、熟練した焼き技に加え、卵が6~7個必要と思われます(もしかすると、もっとかも?)。妥協したくない方は、卵1パック使う覚悟で試してみてください。ちなみに今回作った松露風サンドの玉子焼きは、本物とはカットする向きを変えています。同じ向きでカットすると厚みが全然足りないのです。
ちなみにサイズ感が違うのはパンを切る方向も間違えたからです
3.食パンは8枚切りが本物に近い
今回は6枚切りの食パンを使いましたが、本物はもっとパンが薄く、おそらく8枚切り。“パンより玉子の方が厚い”というのが松露サンドの特徴の一つでもあるので、8枚切りを使った方がより玉子の存在感も増して本物に近づくと思います。現場からは以上となります。ドンクのパン以外は家にある材料で作れますので、松露サンドが食べたいけれど買いに行く時間がない、そもそも近くで買える場所がないという人はぜひやってみていただければ幸いです!