麺屋武蔵 鷹虎(東京・高田馬場)で、「獺祭 酒芳る河豚ら~麺(だっさい さけかおる ふぐラーメン)」が2月25日から2月28日まで販売されます。

1年かけ全店持ち回りで“特別なラーメン”を提供する、麺屋武蔵20周年企画『金乃武蔵』の第2弾。今回の1杯は、大人気の日本酒「獺祭」の酒粕と、旬のフグがポイントだそう。

試食させてもらったところ、素材の良さが生かされた、シンプルだけど奥深いラーメンでした。

獺祭の酒粕、そしてフグ。なんて贅沢なラーメン!
獺祭の酒粕、そしてフグ。なんて贅沢なラーメン!

■注目の“遠心分離”の酒粕です

麺屋武蔵では、同じく獺祭の酒粕を使用した「獺祭 酒芳味噌ら~麺(さけかおるみそラーメン)」も販売されています(2月末までに延長)。こちらは「純米大吟醸50」の酒粕を使用。それでも十分贅沢ですが、今回は、生産量全体の2%しかない「獺祭 磨き二割三分 遠心分離」の酒粕が使われています。

日本酒をつくる際、一般的には、袋などに入れて圧力をかけてしぼります。遠心分離システムでは、加圧せずにもろみとお酒を“分離”するため、もろみ本来の香りやふくらみをより感じられるのだとか。

■山口といえばフグでしょう!

獺祭を製造する旭酒造は、山口県岩国市にあります。山口県の名産品といえば「フグ」!ということで、旭酒造ご用達のふぐ料理専門店「栄ふく」(フグ卸の老舗直営。めちゃくちゃおいしいらしいですよ)から、“極上のとらふぐ”を仕入れているそうです。

これ、本当にアラ!?と驚くくらい身のついたアラを、じっくりじっくり煮てスープに。あわせるのは水と昆布、そしてミリグラム単位で調整したという塩だけ。シンプルに丁寧に仕上げたら、香りを消さないよう最後に酒粕をあわせます。

余計なものはいらない
余計なものはいらない

どどんと存在感のある白子は、なんと丸ごと1匹分! 獺祭の酒粕で粕漬けにしたものを、とろとろになりすぎないよう気をつけながら中までゆっくりと温めたあと、片面を炙ってトッピングします。炙るときにはガスバーナーを使わず、オーブントースターで。香りを大切にする工夫なのだそうです。

運がよければ、もっと大きな白子かも
運がよければ、もっと大きな白子かも

■酒粕とフグ、あわないわけがない。

まずはスープをひとくち。どしんと奥行きのあるフグの旨みを、酒粕の香りがふんわりと包んでいるようなイメージでしょうか。フグと酒粕、それぞれの良さがすとんと身体になじみます。きれいなお酒(の酒粕)とフグ。これ以上ない最高の組み合わせです。

で。フグの白子がですね。ものすごく、ウマイ。とんでもなくウマイ。濃厚でまろやかで舌ざわりもよくて、焼いてある部分はちょっと香ばしく、そして酒粕が香る。臭みなんてまったくありません。

で。ちょいちょいっと白子をつまんだら、スープに溶かしてしまいます。コクが出てまろやかなスープに変身。カケラを麺にからめてすすると、フグと酒粕をぎゅっと濃縮した一口を楽しめますよ。

ちょっと白っぽくなったの、伝わるでしょうか
ちょっと白っぽくなったの、伝わるでしょうか

旭酒造の桜井社長が残した「あぁ美味い!! 上品・上質!!」の言葉がすべてを表現していると思います。価格は2,000円。ラーメンとしては高いけど、会席とかで出て来てもおかしくないような1杯、食べて損はしないはず。

激しく同意します
激しく同意します

第1弾「葱鮪ら~麺(ねぎまラーメン)」の販売時には、開店前から並んだお客さんもいて、土日は開店と同時に限定数10杯が売り切れてしまったそうです。今回も4日間限定、1日10杯限定なので、ご注意を。

3月に販売される第3弾は、“ストーリー”を食べる1杯だそうです。詳しくは教えてもらえなかったので、筆者も全く想像できていません!