商品名に「。」が付いているところも同じですし、わざわざ吹き出しで「うちの」と付けているあたり、先発のメロンパンの皮に対するやや挑発的な態度が見え隠れしていますね。が、実はどちらも製造元は山崎製パン。言ってしまえば2つは兄弟なのです。
というわけでせっかくなので、もっか販売中の「メロンパンの皮焼いちゃいました。2」と、発売ほやほやの「うちのメロンパンの皮です。」を食べ比べてみることにしました!なお本記事では便宜上、前者を「兄」(先発なので…)、後者を「弟」と呼ばせていただきます。
●サイズ感はほぼ同じ、ただし“厚み”が違う
直径はどちらも約9センチ。ですが、水平な目線で見比べると兄の方がややふっくらと厚みがあります。弟はだいぶ平たい。お母さんが焼いてくれるシンプルな手づくりクッキーみたいです。
なお、カロリーは兄が259kcal、弟が241kcalと、ほんの少し兄の方が高い。ちなみに価格は、兄が75円(税込)、弟が90円(同)でした。兄弟間での値踏みはよくないけど。
●天面の模様とざらめの大きさが違う
見た目の一番大きな違いは、天面の模様とざらめ粒の大きさ。兄がメロンパンでおなじみの“あみあみ”になっているのに対し、弟はシンプルに模様なし。また、トッピングされているざらめの粒は、弟の方が大きいように見えます。
●味・食感は全然違う!
結論から言うと、両者まったく違った味と食感でした!
兄は、表面がサクッと硬いのですが中はしっとりしていて、ほんの少しパン寄りの食感。これに対して弟は、クッキーのように最初から最後までザックザク。大きなざらめもジャクジャクとした歯ごたえを生んでいます。
味に関しては、兄はほんのりバターの風味とメロンの甘い香りが特徴的。一方で弟はマーガリンの香りがやや強く、甘さとほのかなしょっぱさが同時に訪れます。
●個人的に好きなのは「うちのメロンパンの皮です。」
勝手に開催した「メロンパンの皮」兄弟対決、個人的に軍配を上げたいのは弟・サークルKサンクスの「うちのメロンパンの皮です。」でした。理由は、味・食感ともによりクッキーらしかったことと、もしそれぞれを擬人化して文字通り「戦わせる」ことになった場合、弟が勝つと思ったからです。そのくらい防御力が強く(硬く)て、攻撃力(ざらめ)も大きかったので。
が、タイプは違えど、どちらも確かにおいしい「メロンパンの皮」でした。