梅干しの製造販売を手がける「東農園」(和歌山県日高郡)から、縁起物とされる申(さる)年の梅を使用した梅干し「丙申年の梅 五福」が販売される。価格は1.8kgで10万円(税別)。通販サイト等で予約を受け付けている。

12年に一度の縁起物の梅干し、お値段なんと10万円!
12年に一度の縁起物の梅干し、お値段なんと10万円!

故事によると、平安時代、村上天皇が申年に漬けた梅干しを茶に入れて飲むと病が治ったことから、申年の梅は縁起物とされているそう(諸説あり)。以来、年始や大切なときに梅干しをお茶に入れて「福茶」として食し、無病息災を願う風習が広まったのだとか。

同社では、2016年の恵方「南南東」に位置する自家農園で神事を行なうなどして、“縁起を託し”た梅干しを製造。美濃焼のつぼに入れ、金箔を添えて販売される。販売は2016年11月からの予定。