12月の主食はすべてシュトーレンにしたいほどのシュトーレン好きとして、気にならないはずがない!おやつに食べてみることにしました。
構造はシンプル。2枚のスポンジ生地の間にミルククリームをサンドし、天面に粉糖をふるって仕上げてあります。サイズは縦7センチ、横14センチ、高さ5センチ程度で、切り分けると3~4人分くらい。
生地はレーズンやフルーツピールの砂糖漬けが入れられているほか、アーモンドやシナモンパウダーも使用。独特の甘い香りが漂います。
きめが細かく、ふわっとやわらかな生地。これだけだと軽いのですが、ミルククリームと合わさると、やや重めのしっとりとした口あたりに変化。アーモンドとシナモンの風味も効いて、確かにシュトーレンのような味わいです。
砂糖漬けフルーツは、レーズンに当たれば深く強い甘み、レモンピールやオレンジピールに当たれば甘酸っぱさとほろ苦さ……といったふうに、ひと口ごとの味わいに変化を演出。また全体にやわらかな中、食感のアクセントにもなっています。
クリスマスに向け、どっしり大きなかたまりを少しずつスライスして食べる、本家シュトーレンも風流で良いですが、ふわふわかつクリーミーなこちらも新鮮でなかなか!この時期を楽しむおやつとして、手頃な値段を含め優秀な一品なのではないでしょうか。