報道の真偽はもかく、今日はそんなコンビーフを食べたことがない若者さえもとりこにしてしまうかもしれない高級コンビーフ「ノザキのコンビーフ『上級』」をご紹介します。
金のパッケージがまぶしい!
このコンビーフ、一缶なんと1,000円!ノザキの通常版コンビーフ(347円)と比べれば、相当な高級品と言えます。
なぜこんなに高いのか? その秘密は製造工程にあるようです。「上級」では通常版とは異なり、一缶一缶、人の手によってお肉が詰められているのだとか。このため、このお値段になっているのだそうです。
さて、ではその手詰めされた「ノザキのコンビーフ『上級』」を食べてみましょう!まずは、缶を開けます。付属の「巻きとりカギ」を使ってくるくると巻きとりながら開けていくのです。これ、結構楽しいですよ。
でも、意外と楽しいのです
缶を開け、「通常版」と「上級」の中身を比較します。「上級」の方が肉の肌理が細かく、上質な感じが見て取れます。これが、「手詰め」の効果でしょうか?
『上級』の方がお肉の肌理(?)が整っているように見えます
続いて調理します。ノザキの Web サイトによれば、もっともおいしい食べ方は、「ステーキ状に切り、両面を軽く焼いて食べる」なのだとか。その通りに調理してみましょう。
左が「上級」右が「通常版」です
焼いた「上級」を食べてみると、たしかにうまい!塩気が強いのでご飯にあいそうです。のっけて食べてみましょう!
あはは!予想通り、これはうまいですよ~。うまくて、笑っちゃいました!
では「上級」と「通常版」コンビーフとを比べてみましょう!どんだけ違うんでしょうね?わくわく。
……な、なんてこったい。「通常版」コンビーフもうまいじゃないか!「上級」と変わらず、うまいです。
さて、「上級」と「通常版」の味の違いなんですが。
じっくり食べ比べれば、上級の方が若干、油の質が良いようにも感じます。でも、正直、大きな差は感じられませんでした。「『利きコンビーフ』をしてどっちが上級かを当てろ」と言われたら、当てる自信はまったくありません。どっちも同じくらいうまいんですよ。すんません、舌馬鹿で。
では、「上級」と謳っている根拠は?と言えば、やはりパッケージが金で豪華!という点ではないでしょうか。これ、お歳暮にもらったら、ちょっとうれしいかも!です。「巻き取りカギ」も金なんですよ~。
では、最後に「1缶1,000円もするコンビーフ『上級』は生肉よりうまいのか?」を検証してみましょう!公平を期すために100gあたりの値段が同じ生肉と比較します。コンビーフ『上級』は190gで1,000円。つまり100gあたりおよそ500円となります。これと比較するため、近所のスーパーで100gあたり498円の牛肉を買ってきました。
嫁さんに「なんでこんな高いものを買ったのよ!あんた馬鹿なんじゃないの?」とめっさ叱られました
同じように焼いて、炊きたてごはんにのせて食べてみましょう!
う~~~~~~~~~ん、これはうまい。コンビーフとは比較にならないうまさです。コンビーフ vs. 生肉の戦いは、生肉の圧勝と言えましょう。
と、いうことで、今日の結論はこうなります。
1.「ノザキのコンビーフ」と「ノザキのコンビーフ『上級』」の味は、それほど変わらない(どっちもうまい!)
2. でも、同じ値段の生の牛肉には負ける
さて、筆者はこのノザキのコンビーフ、災害用に大量購入することにしました。たしかに、味の面では生肉に負けます。でも、地震などでしばらく非常食しか食べられないようなケースで、これだけうまい肉が食べられれば相当に幸せな気分になれると思うんですよね。わざび醤油で食べるとさらにうまいらしいので、それとあわせて保存食にしたいと思います!