東京・原宿にある和菓子店「ぎおん徳屋 原宿店」。「ぎおん」の名からも推測できるとおり本店は京都府にあり、連日行列ができる人気店です。

ここで、夏季限定のかき氷が発売されたという情報を入手。抹茶や黒蜜ではなく、“お番茶”のかき氷だというのです。和菓子店でいただくお番茶のかき氷…?

「お番茶のかき氷」ってどんな味?
「お番茶のかき氷」ってどんな味?

ぎおん徳屋原宿店は、原宿通りを抜けた先、UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)ウィメンズ館の1階にあります。提灯のぶら下がった入り口が目印。平日のおやつ時、15時半頃に到着すると、すでに3組が待っていました。私も名前を書いて呼ばれるのを待ちます。

ユナイテッドアローズとは別に、入り口がある
ユナイテッドアローズとは別に、入り口がある

案内されたのは到着から約20分後。店内は“和モダン”な落ち着いた雰囲気で、カウンター席とテーブル席、半個室のような席を合わせて30席ほどと、そこまで広くはありませんが、ひとつひとつの席がゆったりとしています。奥には堀炬燵の席も。

さっそくメニューを開きます。お目当ては、夏季限定で提供されている「お番茶のかき氷」。お番茶と氷砂糖で作ったシロップをかけていただくそうです。楽しみ!

約10分後、お番茶のかき氷が運ばれてきました。たっぷりと氷が盛り付けられた器と、別添えのシロップが、お盆の上にのっています。

シロップは自分でかけるタイプ
シロップは自分でかけるタイプ


高く高く盛り付けられた氷の山の側面には、レモンスライス。上の方をよく見ると、焦がしたような跡があります。

レモンたっぷり
レモンたっぷり

氷って焦がせるの…?
氷って焦がせるの…?

シロップをたっぷりとかけて口に含むと…。一言で表現するなら「香ばしい」。とにかく香ばしいんです。はじめにほうじ茶の香りがふわっと口の中に広がり、後から氷砂糖のなめらかな甘さがやってきて、その2つをあわせた後味は、できたてのべっこうあめのようなどこか懐かしい味。

シロップをたっぷりかけて食べます
シロップをたっぷりかけて食べます

氷は、ふわふわ系ではなく、氷の粒が残っているシャリシャリしたタイプ。といっても、粒は細かいので、口に入れるとすっと溶けていきます。

半分くらい食べ進めるとレモンに到達します。このレモンを一緒に食べると、べっこうあめが濃厚なレモンティーに変身。酸味が加わって、さっぱりとした味になります。レモンは生ではなく、シロップに漬けてあるようなので食べやすく、お番茶のシロップとよく合います。シロップの甘さがありながらもまったりしすぎず、さっぱりと食べられる一品でした。

レモンで味の変化を楽しんで
レモンで味の変化を楽しんで

多くのかき氷店では、ミルク以外のフレーバーでもミルクシロップを使っているのを見かけますが、このかき氷は“ミルク感”ゼロ。ちょっぴり珍しいかもしれません。

器がキラキラ
器がキラキラ

なお、ぎおん徳屋といえば「本わらびもち」は外せません。うすく色づいたわらび餅は、食べる直前まで氷の上で冷やされているので冷たくて、つるっとのどを通っていきます。ほんのり甘くてそのまま食べてもおいしいのですが、特製の黒みつときな粉をたっぷりたっぷりかけていただくのもまた格別。持ち帰りもできる(要予約)ようになったので、かき氷の思い出に、人気和菓子店の味を持ち帰るのも良さそうです。

看板メニュー「本わらび餅」
看板メニュー「本わらび餅」

ひんやり、つるん
ひんやり、つるん

 
いつか京都の本店に行ってみたいものです。