最近コンビニに行くと、美容や健康への効果を謳った商品はいっぱい見つかる。
健康ドリンクやゼリー飲料のコーナーを見れば必ず目に飛び込んでくる、魔法のことば。

「コラーゲンで、お肌プルプル♪」

こんなキャッチコピーを見れば、女性はつい目を止めてしまうはずだ。ましてや、これから日差しの強い夏がやってくる。紫外線に負けないお肌作りは、女性にとっては死活問題なのだ。

 

ただ、コラーゲンを摂るのはいいけれど、それがどうなって「お肌プルプル♪」になるのか。その仕組みを知る人は、あまりいないのではないだろうか。まさか、口に入れたコラーゲンがそのままお肌になると思っている人はいるまい。飲料やゼリーなどの食品に含まれるコラーゲンの原料は、たいてい動物や魚の骨だ。

 

では、ここでちょっと『えん食べ』らしからぬ真面目な「化学のお話」。食品メーカーの「味の素」が最近発表した資料を基に、文系の筆者がコラーゲンについて簡単に説明してみよう。

体内のコラーゲンって、こんな形をしているらしい

体内のコラーゲンって、こんな形をしているらしい

体内のコラーゲンって、こんな形をしているらしい

 

食品などに含まれるコラーゲンは、摂取すると体内で分解されて、体内に吸収される成分が生み出される。これが「トリペプチド」という3種類のアミノ酸が結合して出来た物質だ。「お肌プルプル♪」にとって必要なのは、コラーゲンそのものではなく、そこから生み出されるこの「トリペプチド」。この物質が、自分のお肌に含まれる「肌コラーゲン」の新陳代謝を促すことによって、お肌を若々しく保つことができるのだ。

 

食べたコラーゲンは分解を繰り返してから吸収される

食べたコラーゲンは分解を繰り返してから吸収される

食べたコラーゲンは分解を繰り返してから吸収される

 

つまり、やみくもにコラーゲンが入った食品を食べまくっても、この「トリペプチド」が体内に適切に吸収されて、ちゃんと「肌コラーゲン」の新陳代謝が起きなければ、あまり意味がないかもしれないということになる。資料によると、食品などから摂取する一般的なコラーゲンは、体内で分解されにくい成分なのだそうだ。最近は様々な食品にコラーゲンが使用されているが、それが体内に吸収されやすいものか、あるいは体内に吸収されやすい工夫がされているかは、チェックする必要がありそうだ。

 

ちなみに、年齢を重ねるとお肌が気になるのは、「肌コラーゲン」が減るのではなく、その新陳代謝のスピードが落ちるから。古い「肌コラーゲン」がお肌から出て行かないと、肌の中に“お局様”のように居座り続ける古い「肌コラーゲン」はどんどん元気がなくなって、お肌の元気もなくなってしまう。意識して「肌コラーゲン」の新陳代謝を促すことが、肌の若さを保つにはとっても重要なのだ。

 

古い「肌コラーゲン」は入れ替えてあげないと、どんどん元気がなくなっちゃう!

古い「肌コラーゲン」は入れ替えてあげないと、どんどん元気がなくなっちゃう!

古い「肌コラーゲン」は入れ替えてあげないと、どんどん元気がなくなっちゃう!

 

今回紹介したコラーゲンに限らず、“身体によい”とされるものには色々なものがあるが、それが体内に本来持つどのような“物質を生み出す力”や“健康を保つための機能”を活性化して、その結果として“体にいいこと”をしてくれるのか。そのメカニズムを紐解いてみると、食べ物をより深く知ることができる。

 

これからは、パッケージに書かれた「コラーゲン配合!」という言葉に飛びつくだけではなく、「それが、あたしに何をしてくれるの?」という関心を持って商品を知ってみても、面白いかもしれない。

 

===おまけ===

ところで、味の素の資料を基にしたので、最後にちょっとコマーシャル的な情報。

味の素の健康食品「ぷるぷるアミノとコラーゲン」に使用している“超低分子コラーゲン”は「トリペプチド」を主成分としていて、分子量は一般的なコラーゲンの約1/1000。つまり、とっても小さい。小さすぎて体内で分解する必要がなく、そのまま体内に吸収されるのだそうだ。

 

超低分子コラーゲンの仕組み

超低分子コラーゲンの仕組み

 

また、これまた「肌コラーゲン」の新陳代謝を促してくれる「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」「グルタミン」という4種類のアミノ酸を組み合わせた「ぷるぷるアミノ酸」も配合。お肌の元気を維持してくれるための成分がたっぷり含まれているという。