塩を減らすだけが“減塩”じゃない!
塩を減らすだけが“減塩”じゃない!

厚生労働省の調査によると、いまや日本人のおよそ3人に1人は高血圧なのだそう。その最大の原因は「塩分の摂り過ぎ」だといわれている。確かに、外食や出来合いのものを食べる機会が増えた現代の食生活では、あっという間に塩分の過剰摂取になりかねない。

筆者は幸い血圧が低い方だが、母なんかは高血圧を気にしつつも特に対策はしていないようだ。いわゆる「減塩レシピ」は、分量計算が手間だ、とか薄味であまりおいしくない、とだだをこねている。

このままでは家族の将来が心配…と見つけたのが、「高血圧がみるみる改善する!牛乳たすだけ減塩レシピ」。普段のレシピに牛乳を加えるだけで、塩分がグッと抑えられるという目からウロコの減塩対策だ。さらに、牛乳の旨みやコクを利用して料理も“おいしく”作れるのだとか!

「高血圧がみるみる改善する!牛乳たすだけ減塩レシピ」(小山浩子著/アスコム)
「高血圧がみるみる改善する!牛乳たすだけ減塩レシピ」(小山浩子著/アスコム)

なお筆者は子供の頃から牛乳が大好きなので、給食に牛乳が出ても気にならないし、料理に使うのも大歓迎。だがパラパラとめくってみると鯖の味噌煮や麻婆豆腐といったメニューもあり、健康のためとはいえ「牛乳入れておいしいの?」という不安も…。ということで、レシピを参考にまずは自分でいくつか試してみることにした。

・毎日食べたい!基本のミルク納豆

著者で料理家・栄養管理士の小山浩子さんが「牛乳減塩生活のスタートにオススメ」としているのが、ミルク納豆。納豆のタレを半分にする代わりに、牛乳を小さじ2杯入れてよく混ぜたものだ。

牛乳好きでもちょっとひるむビジュアル…
牛乳好きでもちょっとひるむビジュアル…

白い納豆に違和感を隠し切れないが、ひとくち食べてみるといつもよりコクのある味わいに驚いた。牛乳と納豆がお互いの匂いを相殺し合い、納豆臭さが軽減され、豆の味がしっかりと感じられる気がする。やるな、牛乳!

納豆を毎日食べる人はぜひ!
納豆を毎日食べる人はぜひ!

・常備おかずにぴったり!鯖の味噌煮缶でミルク佃煮
 
そのままでは味が濃いめの鯖の味噌煮缶も、牛乳を足して炊くことで、少量でも満足の佃煮に変身! 作り方は、缶詰を煮汁ごと牛乳・しょうがとともに煮詰めるだけ。塩気が和らいでよりまろやかな味わいになり、しょうががさわやかなアクセントになってごはんのお供にピッタリ。また、梅干しやたらこなど塩分の高い具材の代わりにおにぎりの具としても重宝しそうだ。

たったこれだけ!
たったこれだけ!

恐ろしいほどごはんに合う
恐ろしいほどごはんに合う

・上級者向け?即席めんも牛乳で!

最後は、簡単なのでつい食べてしまう即席中華めん。そのままではスープ・麺ともにかなりの塩分量だ。そこで、牛乳。麺をゆでた茹で汁と牛乳を温めてスープに使うことで、スープの素は半分だけで済むとか。

即席めんは何でも OK とのことなので、家に常備してある「サッポロ一番塩らーめん」に。独特の香味が効いたスープは果たして牛乳に合うのだろうか…?

これ大好き
これ大好き

スープ半分だけ…は何となく勇気がいる
スープ半分だけ…は何となく勇気がいる

さて、見たこともない白いラーメンが出来上がった。

ラーメン…?
ラーメン…?

食べてみると、いつもとほぼ変わらないあの味だ。むしろ牛乳が加わったことで、ポタージュスープとも豚骨スープともつかないまろやかさが生まれたような気がする。また、通常より満腹感が得られる上、食べ終わった後の喉の渇きも軽減する。なお冷めてきたスープには牛乳の存在感が出てくるので、牛乳が苦手な人はこれは避けた方が良いかもしれない。

どれも(目隠ししたら)牛乳が入っていると全然分からないし、ましてや塩味が足りないと思うこともなかった。これでいつもより減塩できるなんて、牛乳はなんて立派な調味料なんだ。牛さんありがとう…!大人になって牛乳を飲む機会が減っていた筆者も、今後は冷蔵庫に入れておこうと思う。