高知県といえば、何を思い浮かべるだろう。「カツオ」や「ぼうしパン」、「坂本龍馬」などを挙げる人が多いのだろうか。筆者は迷わず「日本酒!」と答えるのだが…。

そんな高知県にもご当地バーガーがある。坂本龍馬の名を冠した「龍馬バーガー」だ。中でも、「5019 PREMIUM FACTORY(ゴーイング プレミアム ファクトリー)」の「龍馬バーガー」(790円)は、あごが外れそうになるくらいの高さがあり、ボリュームたっぷり。

ボリューム満点、5019の「龍馬バーガー」
ボリューム満点、5019の「龍馬バーガー」

5019 PREMIUM FACTORY は、高知市の中心市街地・はりまや橋近くにある。高知城も近く、観光客も多く訪れる場所だ。1階にはカウンターとテーブル席数個、2階にも客席がある。1階のカウンターで注文し、料金を支払うと、テーブルまで商品を持ってきてくれるという仕組みだ。

看板メニューの「龍馬バーガー」をオーダーしてから待つこと10分ほど。アルミホイルで包まれた、大きな大きなバーガーが運ばれてきた。直径約15cm、厚さ…というよりむしろ“高さ”は約20cm。“ビッグサイズ”のバーガーの中でも、トップレベルの厚さではないだろうか。一体何が入っているのだろう。

とにかくデカイ
とにかくデカイ

上から見てみると、バンズの下にはレタス、トマト、絶妙な焼き加減のたまご。その下には、チーズ、たまねぎ、なす、ピーマンと野菜たっぷりだ。これらは、高知県産の野菜たちなのだそう。

ピーマンをめくると、ごろっとハンバーグが。このハンバーグ、直径こそバンズより小さいものの、中心は約3cm もの厚さがある。“高さ20cm”を形作っている一因と見て間違いないだろう。

右側から。ピーマンがチラッと見える
右側から。ピーマンがチラッと見える


最下層にハンバーグが待ち構えている
最下層にハンバーグが待ち構えている

この分厚さを見よ!
この分厚さを見よ!

バーガー全体で顔の大きさくらいの高さがあるのだ。これにかぶりつくのは非常に困難である。また食べようとすると、見計らったかのように、鼻の位置にソースの部分が来てしまう。口まわりだけでなく、鼻も、下手すると顔全体も髪もソースだらけ…なんてことになりかねない。

付属するナイフとフォークで切り分けてもいいが、やはりバーガーだからかぶりつきたい。厚いバーガーにかぶりつくときは…そう、ぎゅっと押しつぶしてから食べるのだ。この龍馬バーガーもしかり。アルミホイルごと押しつぶして平らにし、一気にかぶりつくと良いようである。

押しつぶすことでハンバーグがつぶれてしまうのがもったいないように思うが、あふれ出た肉汁がソースとともにバンズにしみこみ、深みが増す。肉の香りが口の中に広がっていくのだ。おそらく、しっとりふわふわのバンズはここまで計算されているのだろう。

このハンバーグの肉汁が、バンズにしみこむのだ
このハンバーグの肉汁が、バンズにしみこむのだ

さらに忘れてはいけないのが、高知県の名物「カツオ」。カツオのオイル漬け…つまり、“カツオのツナ”が、たまごの下あたりに入っている。正直なところ、カツオの味なのかはよく分からなかった。しかし、食感と絶妙な塩気がボリュームバーガーに花を添えていることは間違いない。

たまごの下あたりに、カツオが入っている
たまごの下あたりに、カツオが入っている

5019の龍馬バーガーは、バンズ、たまご、野菜、肉、ソース、すべてのバランスが恐ろしいくらいに取れており、見た目に反してペロリと食べてしまえるバーガーだった。高知流のアレンジを加えながらも、サイズ・味とも本場アメリカに引けを取らない、本格的な味わい。

それもそのはず、同店のオーナーはハワイのハンバーガーショップなどを食べ歩き、味付けなどを研究したそう。2013年には、ハワイ最大級のショッピングセンター「アラモアナセンター」に期間限定で出店したのだとか。日本で生まれて海を渡った、偉大なバーガーなのだ。

ただし、押しつぶしたところで結構な厚さがあるため、あごが外れそうになるという危機感は体験することになるだろう。それでもやはり、かぶりついて全体のバランスを味わって欲しい。大きく口を開けて食べても大丈夫な、気心知れた人とともに行くのをオススメする。

※表記価格は税別。