福島県双葉町で300年以上続く冨沢酒造店は福島第一原発の事故以来、酒蔵からの避難を余儀なくされていた。しかし、ついに伝統の地酒「白冨士」を復活させるため、米国ワシントン州シアトルで新たな酒蔵建造を決断した。

白冨士ロゴ
白冨士ロゴ

白冨士は、阿武隈山地の伏流水を仕込み水として使い、代々の杜氏が全工程を手作業で仕込んだ地酒。米の甘みが感じられる味わいが長年人々に愛されてきたという。

手作業で丹念に酒造する様子
手作業で丹念に酒造する様子

原発事故後、冨沢酒造店は日本中に新天地を求めたが、免許と酒税法の関係で酒造を再開できなかった。そこで、地理的にも気候的にも東北によく似ており、アルコールの免許が取得できるシアトルで酒造を再開することに決めた。2015年末には初仕込が出来るよう、準備を進めているという。

ShootingStar ロゴ
ShootingStar ロゴ

冨沢酒造店は現在、酒造の建造資金3億円の一部である200万円分の出資を、クラウドファンディングサービス「ShootingStar(シューティングスター)」で募集している。酒樽の購入資金に充てるという。募集期間は5月27日までだ。

出資額ごとに特典が設定されており、最大額の10万円を出資すれば、「完成した新酒のラベルに希望の名前を印刷+Web サイトに名前を掲載+オリジナル枡+新酒1本をお届け」というギフトがもらえる。