西五反田にあるハンバーグ&ステーキレストラン「ミート矢澤」。肉好きであれば、その名を知らない人はいないだろう。各界の著名人にもファンは多いと聞く。

看板メニューでもある「黒毛和牛ハンバーグ」を求めてやって来る人たちで日々行列が絶えず、1時間待ちは当たり前。だが、それでも人は列を連ねる。並んででも食べる価値があるのだ。

熱々の黒毛和牛ハンバーグが食べたい
熱々の黒毛和牛ハンバーグが食べたい

数々の肉好きを魅了してやまない黒毛和牛のハンバーグとは、果たして...?猛烈に食べたくなったので、筆者はひとりミート矢澤へ向かった!もちろん、待ち時間は覚悟の上で。

ここだ
ここだ

ミート矢澤は、春になると桜が咲き誇る目黒川沿いにある。ひときわ映えるオレンジ色の屋根が目印だ。

長期戦を見越した “待合所” がある
長期戦を見越した “待合所” がある

目の前には目黒川
目の前には目黒川

午後2時のラストオーダー直前に来店したにも関わらず、外ではまだ14人ものお客さんが席が空くのを待っている。筆者は15人目の(そしてランチタイム最後の)待ち人となった。

このくらいは想定の範囲内
このくらいは想定の範囲内

待つこと20分。ついに筆者も中へと案内された!もうお腹ペコリーノだよ!

アメリカンな雰囲気の内装
アメリカンな雰囲気の内装

店内に充満する肉の匂いに取り憑かれたように、メニューをむさぼり読む。目当てはもちろん、黒毛和牛のハンバーグだ。

ひゃっほーい!肉肉しいメニュー!
ひゃっほーい!肉肉しいメニュー!
 

ん?「数量限定 モッツァレラ&トマトハンバーグ(1,300円)」だって? ――熱々のモッツァレラチーズと、濃厚なトマトソース...(中略)...お肉とチーズと野菜のコラボレーションを、最高の形で表現、だと? よし、これだ!これにしよう!! スタッフゥーー!!

「数量限定」という言葉に惹かれ
「数量限定」という言葉に惹かれ

注文時に、肉の焼き具合をレア・ミディアムレア・ウェルダンから選ぶ。筆者は店員さんオススメのミディアムレアにした。また、ランチにはご飯とみそ汁、サラダが付くのだが、ご飯の量は大・中・小から選ぶことができる。筆者(女)は小でも十分な量だった。

ちなみにこれは女子の皆さんへのアドバイスだが、店員さんは全員見事にイケメン(しかも優しい!)なので、多少の肉の匂いは気にせずおめかしして行くことをオススメする。筆者は休日のお父さんみたいな格好で来てしまったため、非常に後悔している。

さて、注文してからすぐにサラダが到着した。サッパリとした生野菜で、騒ぐ胃袋をなだめてくれる。肉まであと少しの辛抱だ。

セットのサラダ
セットのサラダ

そして、ついに、キターーーーッ!!!アツアツの鉄板にのせられた黒毛和牛ハンバーグ!!肉がジュージューいってる!!落ち着きなさい、今から食べてあげるから!

さあこい!胃袋の準備は万端だ!
さあこい!胃袋の準備は万端だ!

パンパンに膨れ上がったハンバーグは、まるでギリギリまで空気を注入された風船のよう。お箸を入れた瞬間(ここはナイフとフォークじゃなくお箸で食べる)、ジュワッとあふれ出す肉汁。ああ、肉汁パラダイス...!この肉汁を小ビンに詰めてテイクアウトしたい...!!

じゅわっ
じゅわっ

これが黒毛和牛の本気やで!
これが黒毛和牛の本気やで!

プリプリの弾力で、しっかりとした肉感なのに、中はふわふわと柔らかくて、噛むほどに肉の旨みが止めどなくにじみ出てくる。いっさい混じりっ気のない肉の旨みだ。

ミディアムレアなので、中心は少し赤っぽく、とろりとした舌触り。だが、いやな脂っこさは全くない。ここに、さらにとろけるチーズがコクとまろやかさを加えている。

美味すぎて顔がにやけてくる
美味すぎて顔がにやけてくる

トマトソースを付けて食べると、ハンバーグが少しだけイタリアンな味に変化する。だが、主役はあくまでも肉。とろりと濃厚なトマトソースが、肉の甘みをさらに引き立てるのだ。

美味しすぎるよおぉぉ
美味しすぎるよおぉぉ

心行くまで肉の美味しさを堪能した。満足だ。胃袋が満たされたのはもちろんだが、この達成感はなぜだろう。黒毛和牛が本気を見せてきたから、私も本気でぶつかった。そうか、これは肉と私のぶつかり稽古だったんだ。

壮大な任務を終えた気分で晴れやかに店を出ると、真っ青な高い空から柔らかな春の日差しが降り注いでいた。桜の花が開くまで、あともう少し。そのころ、また稽古に来よう。