そのひとつ、3月1日から大久保公園(東京都新宿区)で開かれる「瀬戸内ひろしま春牡蠣フェスタ」では、3月~4月に採れる“春カキ”を楽しめるという。「やっぱり、春カキが一番じゃろ!!」をテーマに、今年はじめて開催されるものだ。
春先に採れる牡蠣は産卵直前期にあたり、身が大きくて風味もよいそう。牡蠣のうまみ成分「グリコーゲン」と「アミノ酸」の含有量の変化を調べたところ、3月~4月に最大になったという研究(広島大学大学院)もある。
この“春カキ”のおいしさを知ってもらおうと企画されたのが、今回のイベント。
会場内には、左手にショーケース、右手にテーブルが用意されている。ショーケースから食べたいものを選んで会計を済ませると、スタッフが席まで案内してくれるというシステムだ。
テーブルにはコンロが設置されており、軍手や牡蠣用ナイフ、トングなど、焼くための道具がズラリ。焼き方などについてはスタッフが説明してくれるぞ。
メインの牡蠣は、1kg で1,500円。ぷっくりとした大きな身と、クリーミーな味わいを存分に楽しめる。また「特選(特大)殻付き春カキ」(2個で1,000円)は、至極の一品。しょうゆをかけなくても、自然な潮の香りで牡蠣ならではの風味を堪能できる。
会場には、牡蠣だけでなく、ホタテやイカなどの魚介や肉の盛り合わせなども用意されており、バラエティ豊かな食材を自分で焼いて楽しめる。アヒージョやカキフライなどのおかず、「春カキのご飯」などのご飯もの、ジューシーなジェラートもあり、「かき小屋には牡蠣しかない」というイメージをくつがえされた。
肉厚のホタテは食べごたえ抜群
ドリンクは、ビール、ハイボールに加え、ワインも用意されている。クリーミーな牡蠣はワインとよく合うので、オススメだ。
なお、食材やドリンクをおかわりする場合には、別途設けられているカウンターで申し出ると用意してもらえる。またドリンクは、フロア内にある自動販売機でも購入できる。チューハイがレモンしかないのは、さすが広島というべきか…。自動販売機横には、広島の名産品を販売するコーナーも設けられているので、お土産が必要な人はここで購入しよう。
開催期間は3月30日まで。営業時間は、11時から21時まで(ラストオーダー20時)。入場は無料で、飲食代のほかに、別途バーベキュー使用料(1人200円、未就学児無料)が必要。現時点では時間制限などは設けない予定とのことだが、今後変更される可能性もあるそう。最新情報を、公式 Web サイトや Facebook ページで確認してほしい。