築地場外市場に、“海老そば” の専門店「築地 えび金」が3月1日にオープンする。ここの海老そばは、1杯になんと甘えび50尾(!)が使われているのだとか。

この中に、甘えびが50尾...だと?
この中に、甘えびが50尾...だと?

 
何を隠そう筆者も無類のえび好き。だが、えびを50尾も使ったラーメンなんて今まで食べたことがない。気になるので、「築地 えび金」の海老そばを食べに行ってみた。

「築地 えび金」は、築地市場駅から歩いて5分、築地場外市場をまっすぐ抜けたところにある。波除稲荷神社の、道路を挟んだすぐ目の前。えびをイメージさせる真っ赤な看板が目印だ。


築地市場をまっすぐ行くと...
築地市場をまっすぐ行くと...

あった!真っ赤な看板の「築地 えび金」
あった!真っ赤な看板の「築地 えび金」

入り口外の券売機で食券を買ったら、店内へ。客席は1階のカウンター席のみで、2階は製麺所になっているそう。お店の自家製麺が食べられるとは、期待もさらに高まる。

すでに香ばしいえびの匂いが...
すでに香ばしいえびの匂いが...

お店自慢のメインメニュー「海老そば」(780円)は、乾燥させた甘えびの殻を細かく粉末状にしたものを練り込んだ自家製の麺に、これまた甘えびの旨みをたっぷりと煮出したスープを合わせたもの。煮たまごやネギ、チャーシューなどに加え、桜えびもトッピングされている。“ラーメン” というよりは、昔ながらの “中華そば” のイメージに近い。

つやめく黄金スープ
つやめく黄金スープ

麺もスープも黄金色。キラキラと輝くスープをひとくち飲んでみると、磯の香りとえびの殻の香ばしさ、そして “ミソ” のコクと旨みが一気に口の中に広がる。

風味の良いネギがアクセントに
風味の良いネギがアクセントに

自家製麺は、するすると口の中に吸い込まれていくストレートな細麺。スープほど風味は強くないが、こちらも甘えびの旨みが凝縮されている。極上スープに絡めて食べると、なんとも贅沢な味わい。えびファンにはたまらない1杯だ。

えび入りの麺に、えびスープと桜えびを絡めて
えび入りの麺に、えびスープと桜えびを絡めて

煮たまごも味が染みてて美味しい!
煮たまごも味が染みてて美味しい!

ちなみに、えび金の海老そばに使われているのは、築地市場でいらなくなって捨てられた甘えびの頭や殻の部分。まだまだ旨みが出るのにもったいない!と同店で “再利用” してみたところ、超濃厚なえびのダシを煮出すことに成功し、この海老そばが生まれたのだとか。よくぞやってくれた!と思わず拍手を送りたくなってしまう。

なお、海老そばのほかに、焼餃子やおにぎりといったサイドメニュー、ビールやウーロン茶といったドリンクメニューも用意されている。


店舗所在地は、東京都中央区築地 6-23-5。営業時間は午前5時~午後2時まで(日・祝定休)。ただし、スープがなくなり次第閉店となるそうだ。

なお、2月24日から28日までは、プレオープン期間となる。各日午前10時~午後2時、および午後5時~午後8時まで営業を行っているとのこと。期間中、海老そばは200円引きになるそうなので、3月まで待てない!というえびファンの方はぜひ足を運んでみてほしい。

えびづくしの贅沢な1杯を、ご堪能あれ!
えびづくしの贅沢な1杯を、ご堪能あれ!