「小山ロール」で有名なパティシエ エス コヤマのオーナーシェフ/ショコラティエ、小山進さん。パリで開かれるチョコレートの祭典「SALON DU CHOCOLAT(サロン ドゥ ショコラ)」に今年も出品し、権威あるショコラ愛好会のコンクール「C.C.C.」でタブレット5枚という高評価を得ています。また初めて出品した「インターナショナル・チョコレート・アワーズ2013」(2013年10月、ロンドンで開催)でも、3部門で1位、2部門で2位を日本人として初めて受賞しました。

パティシエ エス コヤマでは、これらの出品作品を含めた商品の数々が「バレンタインコレクション2014」として販売されています。今回は、サロン ドゥ ショコラ出品作「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2013」(1,500円)を試食。5種のショコラをフルコースのように楽しむ作品を、No.1からご紹介します。

エスコヤマの C.C.C. 受賞作を実食!
エスコヤマの C.C.C. 受賞作を実食!

No.1「R.2013(エール・ドゥーミルトレーズ)」

ドライプラムやプルーンのコンポートのような味わいで、酸味のある香りとほんの少しキャラメルのような味わいのあるクーベルチュールがポイント。まずはコーティングを歯でけずって味わってから、中のガナッシュのなめらかさを楽しんでほしいそうです。

爽やかさと甘さが絶妙
爽やかさと甘さが絶妙

No.2「YAKI-MIKAN」

名前のとおり、焼きみかんのガナッシュを使った作品です。焼いたみかんの皮から出てくる「リモネン」という油成分が、特有の酸味と香ばしさを感じるもと。真っ黒になるまで「焼ききる」ことで旨みを取り出し、ミルキーなショコラ・オレと合わせて仕上げられています。みかんの香りを存分に楽しめます。

No.3「P.C.J~Praline Comme cuisine Japonaise~」

「万願寺とうがらし」のしょうゆ漬けをフリーズドライにし、アーモンドのプラリネと合わせた意外性たっぷりの一品。水分のないプラリネと組み合わせることでフリーズドライのシャリシャリ食感が消えずに残り、口の中に入れて水分と合わさったとたんジュワ~っとしょうゆの味わいが広がります。5種のうちの真ん中、メインにふさわしい、個性あふれる作品です。

漬物のフリーズドライ×チョコ、新世界…
漬物のフリーズドライ×チョコ、新世界…

No.4「ミエル・トリュフ・ブランシュ」

テーマは「カカオとトリュフとはちみつの出会い」。口に入れた瞬間はレーズンのような酸味がありますが、すぐにトリュフの香りがやってきて、すっと消えた後にははちみつの華やかな香り。その後もう一度トリュフの香りが広がり、最後にカカオの味わいを楽しむという、香りと味の変化が楽しめる一品です。

No.5「禅 ZEN」

小山さん行きつけの寿司屋でシメに出される「赤だし」がヒントになって生まれたそう。赤みそのガナッシュとぶどう山椒のガナッシュが重ねられており、薪のような香りのショコラノワールとの不思議な組み合わせが楽しめます。山椒のピリリとした辛さがたまらない、シメにピッタリの作品。パリの会場でも大好評だったそうです。

みそ汁だってショコラになるんです
みそ汁だってショコラになるんです

ショコラのフルコース、いかがでしたか?パッケージには作品解説もしっかりと書いてあるので、一読してから五感をフルに使って味わってみてください。

パティシエ エス コヤマではこのほか、2011年から2013年までのサロン・ドゥ・ショコラ出品作品を集めたベスト版「THE BEST」(4,500円)、鏡文字がプリントされたカラフルなフルーツフレーバーチョコ「Magic praline aux fruits(マジック プラリネ オ フリュイ)」(1,890円)など、小山さんならではのアイデアが光る商品が多数販売されています。

パッケージも小山さんがデザインした「Magic praline aux fruits」  センスが光っています
パッケージも小山さんがデザインした「Magic praline aux fruits」
センスが光っています


インターナショナル・チョコレート・アワーズ2013「板チョコ部門」金賞受賞作  「万願寺唐辛子&アーモンドプラリネ」
インターナショナル・チョコレート・アワーズ2013「板チョコ部門」金賞受賞作
「万願寺唐辛子&アーモンドプラリネ」

 
今回はバレンタインに向けた商品発表となっていますが、あくまでも「バレンタインのためにショコラを作っている」のではなく、「1年でいちばん売れるのがバレンタインというだけ」と話す小山さん。今年は“カカオ豆”にこだわり、新しい味覚に挑戦していきたいとのことです。どんな作品が生み出されるのか楽しみです。

今年も作品を楽しみにしています!
今年も作品を楽しみにしています!