朝食やランチのあと、目覚ましやリフレッシュのために飲むことの多い「コーヒー」。だが、近い将来私たちは “記憶力アップ” のためにコーヒーを飲む日が来るかもしれない。

勉強や仕事の合間にコーヒーを飲むのは、あながち間違ってない...?
勉強や仕事の合間にコーヒーを飲むのは、あながち間違ってない...?

“カフェイン” が記憶力を向上させる可能性があることが、米国で行われた研究により明らかになった。英メディア BBC News が伝えている。

同メディアによると、研究を行ったのは米 Johns Hopkins 大学の研究チーム。日常的にカフェインを摂取していない人たちを被験者として、カフェインと記憶力の関係性を調べる実験を行った。

まず、被験者それぞれに、ある一連の絵を見せる。

被験者に見せられた絵  (出典:Johns Hopkins 大学 Youtube 動画)
被験者に見せられた絵
(出典:Johns Hopkins 大学 Youtube 動画)

5分後、被験者全員にカフェイン入りのタブレット(大きめのカップ一杯分のコーヒーに含まれるカフェインと同量)か、ダミーのタブレットのどちらかを与える。

そして翌日、被験者たちが前日に見せられた絵をどのくらい覚えているか、再度テストが行われた。

用意されたのは、前日のものと似てはいるが、微妙に違う絵。それらを被験者に見せ、誤って「同じ」と答えるか、「微妙に違うが似ている」と正確な回答を出すかを調べたそうだ。すると、カフェインを摂取した被験者グループは、摂取しなかった被験者グループよりも、多くの人が正確に絵を言い当てることができたそうだ。

間違い探し、わかるかな?  (出典:Johns Hopkins 大学 Youtube 動画)
間違い探し、わかるかな?
(出典:Johns Hopkins 大学 Youtube 動画)

だが、この研究報告を受けて「今日から毎日コーヒーを飲まなきゃ!」と焦るのはまだ早い。カフェインは、飲む人によってはネガティブな副作用をもたらすこともわかっている。また飲みすぎても、体に悪影響を及ぼすことがあるそうだ。

それに今回の実験は、普段カフェインを摂らない被験者に対して行われたもの。人によって、記憶力に影響するカフェインの量も変わる可能性があると、今回の研究の指揮をとった同大学教授 Michael Yassa 氏は話す。

カフェインと記憶力の関係について、今のところは “可能性” というところで見解を留めておいた方が良さそうだ。引き続き、今後の研究に期待したい。

さて、コーヒーでも飲んでリフレッシュするかな!
さて、コーヒーでも飲んでリフレッシュするかな!