そのまま土に植えることができる種入りの包み紙「Eden's paper(エデンの紙)」が、英国のイノベーション・エージェンシー BEAF により開発された。現在、クラウド ファンディング サービス Kickstarter にて出資者を募集している。

包み紙ごと植えられるブロッコリーの種
包み紙ごと植えられるブロッコリーの種

「エデンの紙」は、100%リサイクル紙が使用され、土に植えることができる包み紙。紙のゴミを減らすという目的で作られたものだ。包み紙の中には野菜の種が埋め込まれており、現在はブロッコリー、ニンジン、トマト、唐辛子、玉ねぎの5種類の種が用意されているとのこと。


包み紙の裏面に種が埋め込まれている
包み紙の裏面に種が埋め込まれている

「エデンの紙」の扱い方は、以下のとおり。

1. 「エデンの紙」の包みを開ける
2. そのまま紙ごと土の中に植える
3. 水やりをする
4. 野菜が育つ

なお、包み紙には土壌に害を与える接着剤が一切使われておらず、デザイン用のインクも野菜から作られたものなのだとか。徹底された「エコ紙」となっているようだ。

ブロッコリーのほか4種類の野菜の種がある
ブロッコリーのほか4種類の野菜の種がある

『エデン』という名がつくだけあり、まさに“生命”と“知恵”が詰まった「エデンの紙」。同社は本製品をクリスマスまでに間に合うよう販売開始したいとしている。国外への配送も検討しているようだ。

いらない紙が野菜になるよ! 1、2、3... ハイッ
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紙の無駄遣いはやめようね
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