生活習慣病である「糖尿病」の疑いがある人は900万人、予備軍といわれる血糖値の高い人も合わせると、2,500万人以上もいるそうだ。今は血糖値に問題がない人でも、「揚げ物大好き」「ごはんはお米。おかわり必須。」「お酒大好き!毎晩飲んでいる」といった習慣を続けていれば、いずれは2,500万人に仲間入りしてしまうかしれない。

とはいえ、急に生活習慣を変えるのは容易ではない。揚げ物もごはんもお酒も大好きな筆者にとっては、“食べること”は最大の喜びなのに…。

『ズボラでも血糖値がみるみる下がる57の方法』では、医学博士の板倉弘重氏が血糖値を改善する57の方法を紹介。食事制限や運動をしなくても、無理なく生活を改善できる方法が提案されている。

『ズボラでも血糖値が下がる57の方法』/板倉弘重
『ズボラでも血糖値が下がる57の方法』/板倉弘重

今回は、本書の中から、「食べ方」のコツについていくつか紹介したい。なお、全て実際の患者の事例に基づいて解説されたものだ。

・朝のトーストを「バナナ」に

ダイエットでも一時期ブームになった「朝バナナ」だが、血糖値改善にも効果があるそう。血糖値に大きく影響を与える食品は、炭水化物と糖分。そこで、いつものジャムトーストや砂糖でコーティングされたコーンフレークを“バナナ”にすることで、朝食後30分の値の上昇が抑えられるそうだ。

・お昼の立ち食いうどんを、ステーキに

お昼時、短時間で手軽にお腹を満たせる「立ち食いうどん」。一方、なんとなく血糖値が上がりそうな「ステーキ」…さあ、どっち?板倉氏によると、オススメはなんと「ステーキ」だとか!空腹時の立ち食いうどんは「炭水化物」「早食い」の2大血糖値上昇の危険要素を含む。一方、ステーキ、つまりお肉は炭水化物がほとんどなし。もちろんカロリー計算は必要だが、ステーキだけなら血糖値にはほとんど問題ないとか。付け合わせにサラダやライ麦パンを選ぶとバランスもとれて良いそうだ。

ここまで、うどんが死ぬほど好きな人をのぞけば、それほど“我慢”は強いられていないはず。同書によると、食事に関する最大のポイントは「血糖値を“急上昇”させない」こと。これは食事習慣を少し意識するだけで実行できるそうだ。

ちなみに、糖尿病予備軍の人には、「1日3~4杯のコーヒー」も効果的だとか。これについては、先日の「コーヒーサイエンスセミナー2013」の記事もぜひ参考にしてみてほしい。

57個の項目は、どれも今日からすぐにできそうなものばかり。試しにアラサーの同僚にも読んでもらったところ、その日からせっせと取り組みだした。1人でできるか不安な人は、家族や同僚を巻き込めば楽しく続けられるかもしれない。