ステージには、スイーツライター・コーディネーターとして活躍する chico(チコ)さん、@nifty スイーツ部の編集長・土屋さんが登壇し、“スイーツ部員”の声も取り入れた『今年のスイーツトレンド』について、意見が交わされました。
◆今年の注目スイーツは…
まず、今年注目のスイーツとしてピックアップされたのは、「アントルメグラッセ」「パティスリーがつくるかき氷」「粉ものスイーツ」の3つ。
「アントルメグラッセ」は、フランスの伝統的なアイスケーキで、7月には専門店「グラッシェル」がオープンしました。アントルメグラッセそのものは以前からありましたが、よりモダンにアレンジされたグラッシェルの商品の可愛さから、人気となったようです。
夏の定番「かき氷」は、今年に入って専門店が次々とオープン。天然氷や各地の名水で作ったものなど、様々なこだわりの商品が登場しています。中でも、フルーツやチョコレートなどの素材にこだわった「パティスリーがつくるかき氷」が注目されており、“リッチなソースでいただく”など、昔ながらのものとはちがった形の味わい方に注目が集まっているそう。
そして三つ目は、まだまだブームの続くパンケーキなどの「粉ものスイーツ」と、「欧米の朝食」。「bills」など欧米から日本へ出店したブランチのお店だけでなく、欧米系のカフェやレストランも増えました。
また、「粉ものスイーツ」の次のトレンドとして2人が注目するのは、「ワッフル」や「フレンチトースト」。専門店がオープンしたり、これらに力を入れるホテルが登場するなど、じわじわと人気が高まっているようです。これからの季節、秋の素材を使った新商品にも注目とのこと。
◆スイーツの「温故知新」がトレンド
今年のスイーツは、見かけない・新しいものが出てくるというよりも、昔ながらのものが見直されて、現代の技術や感覚でさらに美味しいものになった、「温故知新」とも言える流れがあるのではないかと、2人は話します。
確かに、ピックアップされた3つのスイーツを見ても、そのスイーツそのものは昔からあったものばかり。「フレンチトースト」や「ワッフル」なども、アレンジ方法の増加とともに人気となっていくのかもしれません。