米国アーカンソー州で7月29日朝、犬が飼い主の男性の睾丸を食べるという事件が発生した。アーカンソー州ポインセットのローカルメディア KAIT8.com が伝えている。

(注:写真はイメージです)
(注:写真はイメージです)

同メディアによれば、被害者となった39歳の男性は月曜日の早朝、「体の中心部分に焼けるような痛み」を感じ、目覚めたという。男性はその日全裸で寝ていたが、目覚めたときには、両足の間に、前足と口のまわりにべっとり血をつけた飼い犬が座っているのを見た。その後、自分の睾丸の1つが、犬に食べられてしまったことに気付いたという。男性は、セントバーナード地域医療センターに搬送され、手当てを受けている。


加害者となった犬はもとは野良犬で、事件が起きる3週間前に、男性によってアダプトされたばかりだった。男性は、この一件が起きるまで、犬はとても従順だったと述べている。

警察による調書に「小さく、白く、モコモコしていた」と記載された犬は、トルーマン動物クリニックに運ばれ、そこで安楽死させられた。犬の頭部は、狂犬病に罹患していないか確認するために、アーカンソー保険局に送られた。

さてこのニュース、米国市民の多くは犬に同情的だ。また、そもそもこのニュース自体が嘘ではないかという意見もある。ニュースが掲載された米国メディアのコメント欄には、次のような意見が投稿されている。

■ 犬に同情的な意見
◆ 狂犬病の検査?3週間前にアダプトしているのに、まだワクチンを打ってなかったのか?
◆ どうして犬は殺されなければならなかったんだ?男が、犬に餌を与えてなかっただけじゃないのか?
◆ 私もそう思う。それはともかく、犬が、ボール遊びが好きなことだけは事実だ。
◆ 犬は男性が腫瘍であると臭いで知り、その腫瘍を取り去ろうとしたのではないか?

■ ニュース自体に懐疑的な意見
◆このニュース、本当なのか?男性が搬送された病院の名前が「セントバーナード」だって?犬に睾丸を食べられた男が搬送される場所として、これ以上皮肉な(悲惨な)場所はないだろう。

確かにこのニュース、首をかしげる点が多く、疑いたくなる気持ちもわかる。だが、男性の睾丸が食べられてしまったという部分だけは、紛れもない事実のようだ。警察による調書には、次の一文が記載されている。

◆ 動物によって噛みちぎられた被害者の陰嚢は、動物によって摂取されていた