アフリカ・ケニアで、日清ホールディングスによる即席麺「NISSHIN Noodles」が販売される。日本の即席麺メーカーでは初のアフリカ進出。

販売される商品は、ケニアの食文化や味の嗜好などに合わせて新たに開発されたもので、ケニアの焼肉料理「ニャマチョマ味」と「チキン味」の2種類。麺は、ケニア政府推奨の「全粒粉」や雑穀「ソルガム(モロコシ)」が入った雑穀麺。また、現地では熱いスープ麺を飲む慣習が無いため、汁なし麺タイプの商品とのこと。


ニャマチョマ味(左)、チキン味(右)。見た目は焼きそばのよう
ニャマチョマ味(左)、チキン味(右)。見た目は焼きそばのよう

想定価格は、30~40ケニアシリング(Ksh)で、日本円で約35円~40円。今年9月から、インド日清で製造されたケニア向け製品の輸入販売が開始され、2014年秋からは、ケニアの現地工場で生産される予定。

ケニアは東アフリカに位置する国で、人口約4,200万人。うち約45%を15歳未満の若年層が占めており、今後の人口増加や大きな経済成長が見込まれている。簡便な食事へのニーズが高まっており、即席麺の需要も年々増加しているそうだ。

周辺地域での需要増も見込まれている
周辺地域での需要増も見込まれている