今回のレシピ本テーマは「おから」。4月18日に発売されたばかりの「満腹なのにみるみるやせる!おからダイエットレシピ」だ。えっ、ダイエットなのに満腹になっていいの?根っからの食いしん坊である筆者には、魅力的すぎる響き。

試しに、おからについて周りに聞いてみる。すると、「おからって何でできてるの?」「ぱさぱさして実は苦手」「どこで買えるの?」など、鈍い反応。かくいう筆者も、おからで料理をしたことがないおからビギナー。なんだか手ごわそうなテーマだぞ・・・
 

『満腹なのにみるみるやせる!おからダイエットレシピ』 / 家村マリエ

『満腹なのにみるみるやせる!おからダイエットレシピ』 / 家村マリエ


レシピ本には、おからの基礎知識やダイエット効果、おからを使った料理レシピが和・洋・中バランスよく掲載されている。おからの種類や使い分けまで非常にわかりやすく記述されているので、おからを扱ったことがない、という初心者にも安心のようだ。

そもそもおからは、大豆から豆乳を絞り出した際に分離される物質。そう、豆腐からみると絞りかす。だがそこには、現代人に不足しがちな不溶性食物繊維が豊富に残り、腸内環境をキレイに整えてくれる。また、ダイエットに嬉しい低糖質食品で、植物性タンパク質などの大豆栄養素が脂肪の代謝効率を高めてくれるという、まさに究極のエコ&ダイエット食材なのだ。

さらに、おからという食材自体がローカロリーで、他の食材の味を邪魔することなく、水分を含むとかさがぐんと増す。つまり、いつもの食事のお肉や炭水化物をおからで代用すれば、満腹になるまで食べても摂取カロリーを簡単に抑えられてしまう。これがおからダイエットのポイント。

さて、いつもならここで早速実践!だが、レシピ本の発売記念イベントで実際におから料理が試食できるという情報を入手。これは絶好のチャンス、ということで早速出かけてきた。

イベントは、このレシピ本出版元のアスコムが、“日本初”となる「おから」イベントとして4月19日に開催。全国豆腐連合会(全豆連)や著者でモデルの家村マリエさんも登場し、おからの魅力について熱弁を奮った。

この日、レシピ本から紹介されたメニューは全部で7品。中でも「きのこたっぷりクリームシチュー」と「おからバーグ」は、これまで「卯の花和え」でしかおからを食べてこなかった筆者にとって、おからがメイン料理になりうるという、良い意味で衝撃を与えてくれた。
 

きのこたっぷりクリームシチュー

きのこたっぷりクリームシチュー


家村さんオススメの「きのこたっぷりクリームシチュー」。豆乳とおからのダブル使いで大幅にカロリーダウンを実現しつつ、おからによるとろみとしっかりとしたコクを感じる。味付けはいたってシンプルに塩コショウのみ。だが、ベーコンの旨みとあさりのダシが効いて本格的な味わい。キノコをたっぷりと入れることで良く噛んで食べられるのも良い。おから独特のざらっとした舌触りもクセになりそうだ。ちなみに家村さんはいつもお鍋いっぱいに作り、2日目以降はリゾット風にしたりしながら食べるのだそう。
 

おからバーグ/おからごはん/いんげんのおからごまあえ

おからバーグ/おからごはん/いんげんのおからごまあえ


続いて、ウスターソースの香りが食欲をそそる「おからバーグ」をメインにしたプレート。ローカロリーな鶏ひき肉とおからを混ぜたハンバーグは、しっかりと肉の味と歯ごたえを感じながら、1人分でたったの271kcal!タネに混ぜ込んだおから効果で、しっとりやわらかな仕上がり。さすがに「おからが入ってることに気付かない」というほどではないが、ハンバーグとしての満足感は十分だ。そして、個人的に注目していた「おからごはん」。通常の炊いたお米に生おからを混ぜてボリュームアップした、食いしん坊の救世主。味はいつものごはんと特に変わらないが、お箸だとせっかくのおからがこぼれてしまうので、スプーンを使うのがオススメ。

また、今回編集部は著者の家村マリエさんに直接お話を伺うことができた。おからに出会うまではほとんど自分で料理をしなかったという家村さん。今では「おからで作れないものはない」と自信をみせる。そんな彼女がレシピ化の際に意識していることは「できるだけ、誰がどんな調理器具で作っても美味しくできる」ようにすることだという。

「豆腐のようにおからもお店によって味が変わるのか」と伺うと、手絞り製法の残る個人経営の豆腐店がオススメとのこと。機械と違って大豆を絞りすぎないため、おからにはもったいないくらいの栄養が残っているのだとか。原料の大豆も地域によって種類が違うので、おからの味は全国で色々楽しめるらしい。

自身が代表を務めるおから事業会社 Marie.Japan については、今後、商品開発や飲食店へのメニュー提案を中心に進めていく方向だ。現在、6月に自社ブランドの生おからを発売するべく商品開発中とのこと。また、見た目が地味だからこそ様々なアレンジが広がるという点を活かし、パンケーキやスイーツなどへの展開も考えているそうだ。
 

レシピ本をアピールする家村さん

レシピ本をアピールする家村さん


とにかく勉強熱心で、作る側・食べる側のことを第一に考えている家村さん。また、スレンダーなモデル体型と肌の白さに、おからパワーへの期待も高まる。筆者はまたひとつ、魅力的なダイエット食材に出会ってしまったようだ。

■家村マリエさんプロフィール

1986年石川県生まれ。人気ファッション雑誌 「小悪魔ageha」の読者モデルから本格的にモデル活動を始めるが、無理なダイエットとリバウンドを繰り返しては体調を崩し、なかなか自分に合うダイエット法が見つからなかったそうだ。そんな状況を心配した母親が作ったおから料理を食べ、健康的に3か月で12kgの減量に成功。これをきっかけにおからの魅力に目覚め、現在、おから研究家として活動中。その活躍が認められ、全豆連の「おから大使」に任命された。おから事業全般を執り行う Marie.Japan の社長でもある。


Marie.Japan
http://mariejapan.com/