ここ数年、トマトソースを使った「トマト鍋」や昨今の調味料ブームである「塩麹鍋」など、新しいテイストが流行っている鍋料理。味香り戦略研究所によると、おいしい鍋料理をつくるポイントは、ベースの味に引き立てる味を“クロスさせること”だそうです。

●流行の鍋テイストの“味の組み合わせ”ポイント


冬の食卓に人気の4テイスト「トマト鍋」「キムチ鍋」「塩麹鍋」「豆乳鍋」、それぞれの味をさらにおいしくするための、同研究所による“味のテクニック”をご紹介!


みなさんはどの鍋を食べました?
みなさんはどの鍋を食べました?


【トマト鍋】トマト×昆布だし

まずは「トマト鍋」。トマトはダシが取れる野菜であるため、植物系の旨さを“層”にすると深みが出るそう。同研究所では、『昆布だし(または昆布茶)』がイチオシとのこと!

【キムチ鍋】キムチ×ごま油

辛さがおいしい「キムチ鍋」には『ごま油』を入れましょう!辛味と油脂の組み合わせは、いわゆる“やみつき味”をつくるそう。香りと旨さが向上し、“冷めにくくなる効果”も期待できるそうです!

【塩麹鍋】塩麹×骨付とり肉

話題の「塩麹鍋」は『骨付とり肉』と相性抜群!先に骨付とり肉でじっくりダシをとっておくと、鶏肉の旨味を塩麹が引き立て、よりおいしく仕上がるそうです。

【豆乳鍋】豆乳×豆板醤タレ

女子会などでも活躍する「豆乳鍋」には『豆板醤タレ』がオススメ!『豆板醤+味噌』『豆板醤+醤油』などの組み合わせの“乗せタレ”を作ることで、発汗作用を加えた鍋になるとのこと!

ダシと具材、薬味との組み合わせによって様々な味に変化する鍋料理。これらの味付けをアレンジして、自分好みの味を極めてみるのもいいかもしれません!

●ちなみに…鍋料理に合うビールとは?

温度が高く旨みがある鍋料理には、“苦味”のある飲み物、つまり「ビール」が食中のアクセントに効果的。同研究所では『ビールテイスト飲料マップ』を作成し、鍋料理に合ったビールを紹介しています。


ビールテイスト飲料マップ[出典:味香り戦略研究所]
ビールテイスト飲料マップ[出典:味香り戦略研究所]


これによると、売れ筋ビールの中で最もリラックス効果のある香りを持つという「プレミアムモルツ」(サントリー)と、現在のビール市場で最も味のバランスが良いという「スーパードライブラック」(アサヒ)の2つが鍋料理と相性ぴったりのビールとして挙げられています!

「プレミアムモルツ」は、口内温度が上がる鍋料理は香りが引き立ちやすいということが、プレモルの真骨頂であるリラックス効果のある『香り』とうまくマッチ!芳醇な香りを感じながら食べる鍋は、確かにおいしそうですね…!

「スーパードライブラック」は、“コクがありながら苦味は控えめ”という特徴が鍋料理とぴったりとのこと!ダシの効いた鍋料理だからこそ、少し“うま味のある”ビールが合うそうです。

寒い日はまだまだ続きます。鍋料理をおいしくする味の組み合わせ、おすすめビールとの組み合わせ、この機会にぜひ試してみてくださいね!