オランダ在住のデザイナー Hella Jongerius さんが2000年に制作したお皿付きのキーボード「My Soft Office」が、米国のメディアで話題となっている。
オランダ在住のデザイナー Hella Jongerius さんが2000年に制作したお皿付きのキーボード「
My Soft Office」が、いま米国の一部メディアで話題となっている。
食事をしながら仕事もできる!「My Soft Office」
「My Soft Office」は、Jongerius さんがニューヨーク近代美術館(MoMA)の依頼によって制作したもの。同美術館の展示館「Workspheres」で紹介された。
MoMA からのリクエストは「未来の職場を表現するオフィス家具やオフィス用品を制作して欲しい」というものだったという。Jongerius さんはこのリクエストに応え、未来の社会における「仕事と生活の融合」を表現するオフィス用品してこのキーボードをデザインしたそうだ。
キーボードの形状は、エルゴノミクスデザインっぽい感じです
米国メディア Incredible Things はこのキーボードを次のように評している。
「このデザインによって、利用者は食事とタイピングを同時にできるようになる。《中略》どうやって清潔に保つのか、疑問を持つ向きもあるだろうが、キーボードは食器洗浄機で洗えばよいのだ」
ギークのためのグルメサイト That's Nerdalicious! は、このキーボードはギークのための最高の発明だとしつつ、いまでは時代遅れになっていることも指摘している。
「本当に販売してくれればこれほどうれしいことはない。だが、このキーボードのバージョン2.0 では、タブレットをお皿として利用できる機能も持たせるべきだ」
My Soft Office はそのほか、
9GAG などでも取り上げられている。
なお、My Soft Office はいまも MoMA に所蔵されているが、現在は展示されていないということだ。