ミスド misdo meets 祇園辻利 第一弾 食べ比べ
ミスタードーナツと宇治茶専門店「祇園辻利」の共同開発スイーツ「misdo meets 祇園辻利 第一弾」全5種をまとめて食べ比べてみました。抹茶とほうじ茶の濃厚な香り、奥深い甘さのあずきがぴったり合った和風のフレーバーが目白押し。7年目の取り組みとなる「misdo meets 祇園辻利」。今回は宇治抹茶が練り込まれた「ポン・デ・宇治抹茶」生地を使った3種類と、祇園辻利の宇治ほうじ茶が練り込まれ米粉が使われた「米粉ドーナツ」生地を使った2種類が登場しています。
ちなみに5種類まとめてテイクアウト購入すると専用の紙バッグが付きます。祇園辻利とミスタードーナツのロゴが入ったしゃれた雰囲気。
ポン・デ・ダブル宇治抹茶
「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」は祇園辻利の宇治抹茶が練り込まれたもちもち食感のポン・デ・リング生地に、宇治抹茶チョコレートがコーティングにされています。生地とチョコレートでそれぞれ異なる抹茶の味わいを楽しめます。ひと口かじると、まずはポン・デ・リングらしいもっちもっちの弾力を感じ、続いて生地から広がる抹茶のむせるほど濃い香がいっぱいに広がります。抹茶チョコレートは口どけよく強い甘みがあります。
同じポン・デ・リング生地を使ったほかの2種類のドーナツと比べると、あずきやクリームなどが入っていない分シンプルで、抹茶の味わいをよりはっきり楽しめます。価格はテイクアウトが194円(税込、以下同じ)、イートイン198円。
ポン・デ・濃い抹茶ホイップ あずき
「ポン・デ・濃い抹茶ホイップ あずき」は祇園辻利の宇治抹茶が練り込まれたポン・デ・リング生地に、濃い抹茶ホイップクリームと北海道あずきがはさまれています。香りよくほどよい苦みと旨味が楽しめる濃い抹茶ホイップクリームに、北海道あずき、宇治抹茶チョコレートと黒五黒糖シュガーで和の味わいを楽しめます。こちらも最初に感じるのはもっちもっちの弾力で、すぐになめらかなホイップの舌ざわりとあずきの粒感、奥深い甘みが続きます。それぞれが複雑にからみあって、抹茶のケーキのような仕上がり。デザート感を求める人向きです。
価格はテイクアウト216円、イートイン220円。
ポン・デ・濃い抹茶ホイップ わらびもち
「ポン・デ・濃い抹茶ホイップ わらびもち」は祇園辻利の宇治抹茶が練り込まれたポン・デ・リング生地に濃い抹茶ホイップクリームと黒糖わらびもちフィリングがはさまれています。ぷるんとした黒糖わらびもちフィリングに、香りよくほどおよい苦みと旨みが楽しめる濃い抹茶ホイップがアクセントになっています。3種類のポン・デ・リング生地のドーナツの中で最も複雑な味わいかもしれません。抹茶のほろ苦さや甘みが際立つ一方で、きなこを振ったわらび餅をほうふつとさせる見た目と風味もあいまって、一度に2種類のスイーツを食べているような心地。
価格はテイクアウト216円、イートイン220円。
米粉ドーナツ 宇治ほうじ茶
「米粉ドーナツ 宇治ほうじ茶」は祇園辻利の宇治ほうじ茶と米粉で作られたもっちり食感が特徴のドーナツ生地に、香ばしい香りの宇治ほうじ茶グレーズが浸み込ませられた一品。黒五黒糖シュガーでほのかな甘みも加えられています。今回の5種類のドーナツの中ではシンプルな見た目ですが、噛みしめるともちっとした食感と一緒に、ほうじ茶の鮮烈で濃厚なにおいがいっぱいに広がります。お茶の香りそのものに甘さを感じるような仕立てで、ドーナツの相性のよさが感じられます。
価格はテイクアウト194円、イートイン198円。
米粉ドーナツ 濃いほうじ茶ホイップ
「米粉ドーナツ 濃いほうじ茶ホイップ」は祇園辻利の宇治ほうじ茶と米粉で作られたもっちり食感が特徴のドーナツ生地に、粒状の栗の甘露煮が入った栗あんと濃いほうじ茶ホイップクリームを絞られました。ホイップの下にはコーティングが施されていて、皿に移したり手に持ったりしても付きにくい工夫がされています。こうばしさより感じることができる濃いほうじ茶ホイップと、栗あん、黒五黒糖シュガーの組み合わせが、ドーナツの味わいを引き立てます。
栗の甘露煮と栗あんの風味が前面に出ていて、栗のドーナツと言いたくなるできばえ。それでも生地を噛むうちにほうじ茶の個性も負けずに感じられ、交じり合うフレーバーを楽しめます。
価格はテイクアウト216円。イートイン220円。
5種類の食べ比べの結果としては、シンプルに抹茶やほうじ茶の味わいを楽しむなら「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」「米粉ドーナツ 宇治ほうじ茶」がぴったり。一方で凝りに凝ったデザート感を試したい場合は「米粉ドーナツ 濃いほうじ茶ホイップ」を最も推します。それぞれ違った味わいがあるので、5種類1個ずつまとめ買いして切り分け、複数人でシェアしてちょっとずつ試す、というのもよさそう。