とらや “月と和菓子”

虎屋(とらや)から「月と和菓子」と題し月にちなんだ和菓子と、2021年に採れたばかりの栗を使った和菓子が紹介されています。虎屋菓寮にも特別メニューが登場します。

とらや 月と和菓子

とらやによると、秋は空気が澄んでいることから、月が煌々と輝き、美しく見える季節。中秋の名月である旧暦8月の十五夜は、里芋の収穫期にあたることから「芋名月」と呼ばれ、旧暦9月の十三夜は栗を供えるので「栗名月」と呼ばれます。


2021年の十五夜は9月21日、十三夜は10月18日。今回はこの「月」と「実り」の季節に合わせた和菓子が用意されました。

月にちなんだ和菓子

月にちなんだ和菓子は「和菓子缶 月と虎」「新更科」「残月」「月下の宴」「弥栄」「満ちる月」「月の暁」が取り扱われます。それぞれ販売時期などが異なります。

和菓子缶 月と虎

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

「和菓子缶 月と虎(つきととら)」は月を愛でる虎をモチーフにした限定デザインの缶に月見向きの菓子が詰め合わせられています。

販売時期によって缶の中身と販売価格が異なります。9月15~30日は1缶3,327円(税込、以下同じ)。内容は次の通り。

・ 小形羊羹 小倉 × 2本
・ 小形羊羹 黒砂糖 × 1本
・ 小形羊羹 抹茶 × 1本
・ 小形羊羹 はちみつ × 1本
・ 小形羊羹 紅茶 × 1本
・ 最中「弥栄」× 2 個
・ 生姜入焼菓子「残月」× 2個

10月1~31日は1缶3,780円。内容は次の通り。

・ 小形羊羹「新栗」× 6 本
・ 最中「弥栄」× 2 個
・ 生姜入焼菓子「残月」× 2個

季節の羊羹「新更科」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

季節の羊羹「新更科(しんさらしな)」はこし餡(あん)の煉羊羹で山が、白餡の煉羊羹で夜空に浮かぶ月があらわされています。とらやによると更科とは信濃国(現在の長野県)の北部にあり、古来、名月の里として名高い地。深山にかかる満月があらわされたこの意匠は、大正時代の当社の菓子見本帳にも描かれているとのこと。

9月上旬~10月中旬の販売予定。販売価格は竹皮包が1本3,888円、 中形が1本1,944円。


生姜入焼菓子「残月」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

生姜入焼菓子「残月(ざんげつ)」は、生地の表面に塗られたすり蜜が薄雲のかかった明け方の月を思わせる一品。しっかりとした歯ごたえの皮の中に濃厚なこし餡が詰められていて、ほんのり香る生姜との組み合わせを楽しめます。通年販売品で販売価格は1個303円。

薯蕷製「月下の宴」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

薯蕷製「月下の宴(げっかのうたげ)」は草むらから立ちあがって月を愛でる兎があらわされた薯蕷饅頭。つくね芋が使われたしっとりとした生地のなかには、希少な白小豆が用いられた白小倉餡が詰められています。

9月16~30日の期間、関東、中部、近畿地方の一部店舗で取り扱われます。店舗によって販売期間が異なり、中部、近畿地方の一部店舗では10月16~18日にも販売されます。販売価格は486円。

最中「弥栄」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

最中「弥栄(やさか)」は菊がかたどられた丸い茶色の皮に小倉餡が詰められています。とらやによると、最中という名称は、その形が満月に見えることから「最中の月」 (中秋の名月)に由来し名付けられたと言われています。通年販売品で、販売価格は1個216円。

特製羊羹「満ちる月」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

特製羊羹「満ちる月(みちるつき)」は月が山の稜線をなぞるように空を渡っていくさまがあらわされています。 琥珀の満月の輝きが美しい羊羹。10月1日から取り扱われ、なくなり次第終了。赤坂店、京都一条店、オンラインショップでも販売されます。販売価格は1本1,944円。

白小豆入羊羹「月の暁」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

白小豆入羊羹「月の暁(つきのあかつき)」は暁のはかない月の光を思わせるような繊細な色合いの一品。とらや独自品種の白小豆「福とら白」で作られていて、まろやかで上品な味わいと、ほのかな豆の風味を楽しめるとされています。

通年販売品で、赤坂店で取り扱われます。数量限定。販売価格は1本4,536円。


栗を使った和菓子

栗を使った和菓子は「栗蒸羊羹」「新栗」「栗粉餅」「栗鹿の子」「生菓子「栗蒸羊羹」」「栗名月」「栗ごよみ」が用意されます。それぞれ販売期間などが異なります。

栗蒸羊羹

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

「栗蒸羊羹(くりむしようかん)」は蒸羊羹のもっちりとした食感と、新栗の豊かな風味が感じられる秋限定の一品。9月中旬~11月中旬に取り扱われます。販売価格は竹皮包が1本4,752 円、 中形が1本2,376円。

小形羊羹「新栗」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

小形羊羹「新栗(しんぐり)」は裏漉しされた栗と白餡が煉り上げられた一品。口の中で栗の風味がまろやかに広がるよう作られています。10月1日~11月中旬の販売予定で、なくなり次第終了。全店舗で取り扱われ、販売価格は1本368円。

生菓子「栗粉餅」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

生菓子「栗粉餅(くりこもち)」は裏漉しされた栗と白餡を混ぜた栗餡がそぼろにされ、求肥包みの御膳餡に付けられています。 口に含むと栗の風味がふわっと広がる仕立て。9月上旬予定~10月31日の販売予定で、生菓子取扱店で購入できます。ただし御殿場店では10月16~18日のみ販売されません。販売価格は584円。

生菓子「栗鹿の子」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

生菓子「栗鹿の子(くりかのこ)」は白餡のまわりに蜜漬けされた栗が付けられています。新栗の色合い、食感、風味が楽しめる仕立てで、2021年の栗のできがよくわかるよう作られています。9月上旬~10月31日に生菓子取扱店で購入できます。販売価格は584円。


生菓子「栗蒸羊羹」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

生菓子「栗蒸羊羹」は餡に小麦粉と葛粉が加えられ、新栗の風味を大切に蒸し上げられた一品と案内されています。9月上旬~10月31日に生菓子取扱店で購入できます。販売価格は584円。

生菓子「栗名月」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

生菓子「栗名月(くりめいげつ)」は新栗が使われた餡で御膳餡が包まれ、茶巾絞りの形にされています。ぎゅっと詰まった栗餡の舌触りを楽しめます。十三夜に合わせて10月16~18日に関東、近畿地方の一部店舗、 御殿場店で取り扱われます。販売価格は584円。

季節の煉菓子「栗ごよみ」

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

季節の煉菓子「栗ごよみ(くりごよみ)」は裏漉しされた栗と砂糖、寒天のみで作られています。渋皮があえて残され栗の風味が際立たせられています。9月中旬~11月中旬に販売予定で、販売価格は1個324円。

虎屋菓寮の特別メニュー

虎屋菓寮の特別メニューとしては「栗氷」「栗あんみつ」が取り扱われます。

栗氷

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

「栗氷(くりごおり)」は和三盆糖蜜がかけられた氷に栗水羊羹と月見団子を思わせる白玉が添えられています。 さらに月明かりに見立てすりおろされた蜜栗が散らされています。底に潜んだ栗餡と合わせて楽しめます。

9月下旬頃~10月18日に販売予定。取り扱い店舗は虎屋菓寮の赤坂店、東京ミッドタウン店、帝国ホテル店、TORAYA TOKYO、新宿伊勢丹、横浜そごう、京都一条店、京都四條南座店。販売価格は1,430円。


栗あんみつ

とらや “月と和菓子” 「和菓子缶 月と虎」 小形羊羹「新栗」など秋の和菓子まとめ

「栗あんみつ」は2021年採れた国内産の栗で作られた栗餡や栗水羊羹、蜜栗がのせられた秋限定の一品。 白蜜か和三盆糖蜜を選べます。

10月1日~11月30日に販売予定。取り扱い店舗は東京ミッドタウン店、 帝国ホテル店、 TORAYA TOKYO、新宿伊勢丹、横浜そごう、京都一条店、京都四條南座店。販売価格は1,540円。