全国の松屋で販売が始まった「ごろごろチキンのバターチキンカレー」を食べてきました。インドカレーのようなスパイスの香りに、まろやかなコクが加わって食べやすい一品。辛さや酸味はひかえめで、まさしく「和風インドカレー」というしあがりです。
松屋が7月に一部店舗で限定販売を始め、Twitterなどで全国展開の可否を尋ねて好評だったことから取り扱いを拡大したもの。松屋グループのカレー専門店「マイカリ―食堂」の人気メニュー「バターチキンカレー」にアレンジを加えています。
価格は並サイズが650円(税込)。インドカレーのお店で出てくるようなスパイスの香りの豊かなカレーですが、味には鋭くとがったところがなく、すべてがまろやかで穏やかな味つけ。辛さもいわゆる「甘口」で、クリームシチューのようなやさしさです。
トマトのにおいと赤いいろどりはありますが、酸味は控えめで口あたりのよさを損ないません。さらにカレーの中に入っているチキンが量がたっぷりで、スプーンですくって食べても食べてもなくならない満足感があります。
全体にインドカレーの要素をふんだんに取り込みつつ、日本の味覚に合うよう工夫がされている印象です。ご飯の横にそえてある福神漬けとの相性もばっちり。セットのみそ汁を飲みながら食べ進めても違和感がなく、定番のカレーメニューとして置いてほしいぐらい舌になじむ味でした。