カルディコーヒーファームと無印良品で販売されているレトルトの“バターチキンカレー”。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。食べ比べてみました。
カルディ
「カルディオリジナル インドカレー バターチキン」は、たっぷりのトマトと炒めた玉ねぎをベースに、カシューナッツペーストでコクを加えたレトルトカレー。クミン、コリアンダー、カルダモンなどをブレンドした特製ガラムマサラで風味づけされています。価格は342円(税込)。食べる前に、レトルトパウチの封を切らずに熱湯に入れて5~7分温めるか、容器に移し替えてレンジで加熱(500Wで2分目安)。この工程は無印良品のカレーも同じです。
クリームやココナッツミルクパウダーが使用されており、全体の印象としてはまろやか。コクの中にチキンや魚介エキスの旨み、トマトの酸味、ナッツの香ばしさが溶け込んでいます。香辛料の風味はそれほど強くないものの後味はスパイシー。舌にじんわり辛さが残ります。
ゴロっと入ったチキンは、柔らかくしっとり。歯をたてるとスッと噛み切れます。味わいは淡白ですが、ひとつひとつが大きめな分たっぷりルーをまとって食べごたえアップに貢献。
無印良品
「素材を生かしたカレー バターチキン」は、ギー(バターオイル)を使ってまろやかに仕上げたレトルトカレー。化学調味料、合成着色料、香料は不使用。カスリメティの香りやカシューナッツのコクが活かされているそうです。価格は350円(税込)。まろやかなコクがありつつも、トマトの主張が強め。ケチャップのような凝縮した旨みや酸味、甘みを感じます。後味にかけて広がるのは、クミンやターメリック、カルダモン、シナモン、カスリメティなど様々な香辛料の風味。辛みはありませんが、家ではなかなか真似できない深みのある味わい。
チキンはカルディと比べると小ぶりですがその分個数は多め。ルーだけではない“具材感”を何度も味わえます。