電子レンジで簡単に目玉焼きやオムレツがつくれる便利グッズ「さっ即たまご（サッソクタマゴ）」。火を使わずに、本当にちゃんと焼けるのかしら？ニトリで299円（税込）だったので買って試してみることに！


ポリプロピレン製で、ぱかっと開閉するイエローのケース。オムレツ用の半月型に加え、ハートや星、くまちゃんなどの形をしたくぼみに卵を入れて、電子レンジに1分ほどかけるだけです。

●目玉焼きをつくる

まずは目玉焼きをつくってみます。くぼみに小さじ1杯の水を垂らし、卵を割り入れていきます。




黄身が破裂しないように、つまようじなどで3か所くらいずつ穴をあけます。しっかりフタを閉じたら電子レンジへ入れ、500Wで約1分前後加熱。時間は様子を見ながら調節します。





終わったら、やけどしないよう気を付けて取り出します。フタをあけてみると…


ちゃんと目玉焼きになっています！黄身はほどよく半熟（多少崩れているのはご愛敬）。ふちをぐるっと一周つまようじでなぞり、ケースから剥がして取り出します。



ちなみに加熱しすぎると軽く爆発します（黄身にも完全に火が通ります）。最初は50秒～1分くらい加熱して、足りなければ少しずつ延長していくのがよさそう。

●玉子焼きの作り方

続いて、玉子焼きにトライ。卵1個に、だし汁や薄口しょうゆ、砂糖、塩などお好みで味をつけてタネを作り、くぼみに流し入れます。大きいくぼみなら2分の1ずつ、小さいくぼみなら4分の1ずつ量を調整して。


電子レンジで約1分加熱。様子を見ながら時間を延長し、できあがったらフタを開けます。



一部、卵が流れ出てしまったのか架け橋みたいになりました。が、食べてみるとふっくらプルプル、おいしい玉子焼き！つるっとして、取り出すのも目玉焼きより楽でした。

●オムレツの作り方

最後はオムレツ。説明書きには卵1個とありますが、くぼみが大きいので卵2個でつくります。溶いた卵を塩コショウで味付けし、ちぎったとろけるチーズを加えました。



これを、オムレツ型のくぼみに流し入れて電子レンジへ。オムレツは目玉焼きや玉子焼きと違い、途中でひと手間加えます。まず1分ほど加熱したら、いったん取り出してフタを開け、お箸で全体をくるくるとかき混ぜるんです。そして再び電子レンジへ。30秒～1分ほど、お好みの焼き加減になるまで加熱すれば完成！




うん、ちゃんと焼けてる！卵はしっとりやわらかく、中からチーズがとろ～り。手でかき回しながらフライパンで焼いたような“ふわふわ感”には欠けますが、普通においしい。できたてと、しばらく経ってからの味わいにそこまでギャップがないので、お弁当のおかずにも向いていると思います。

●忙しい朝よりも、むしろ…

試してみて思ったのは、忙しい朝の時短調理用よりも、家族のお弁当やパーティー料理づくりに使えそうということ。ガス火で別のおかずをつくりながら、電子レンジで勝手に卵を焼いてくれているというのは便利です。ちょっとコツがいるので、使いこなせるようになればフライパンより楽に調理できるようになるかもしません！

なお、さっ即たまごでは卵料理のほか、ホットケーキなどもつくれるようです。市販のホットケーキのもとでタネを作り、くぼみに流し入れて焼くだけ。今度試してみようと思います。