メルボルンのカフェCargoのハンバーガー
やっぱり日本とは違う?海外で親しまれているグルメ6選!

2017年も海外から上陸したグルメがいろいろと話題になりましたね。2018年は、どんな海外グルメが日本へやってくるのでしょうか?

えん食べでは、アメリカ、オーストラリア、シンガポール…などなど、これまで何度か日本を飛び出し“世界のおいしいモノ”を調べてきました。その中に、今後ブームになる食のヒントは隠されているのでしょうか?(いないかもしれません)


ということで、見ているだけでもお口がうるおう海外グルメ6選をお届けします!

◆ハンバーガーの国、アメリカ

アメリカといえばハンバーガー、ハンバーガーといえばアメリカ!2017年はロサンゼルスからウマミバーガーが日本初上陸しましたが、本国にはまだまだグルメバーガーの人気店があるのです。その一つが“カリフォルニアで一番おいしい”と評される「In-N-Out Burger(インアンドアウト バーガー)」 。

“カリフォルニアで一番おいしい”と評される「In-N-Out Burger(インアンドアウト バーガー)」
アメリカらしさ!

アメリカ人も行列をつくるほどの人気店。冷凍した食材は使わず、ポテトも店舗で皮をむいてカットし揚げたてを提供。レタスやトマトなどの野菜も、近郊の農家から仕入れているのだとか。

“カリフォルニアで一番おいしい”と評される「In-N-Out Burger(インアンドアウト バーガー)」
見た目はカジュアルですが、使うものにはこだわりが満載

“カリフォルニアで一番おいしい”と評される「In-N-Out Burger(インアンドアウト バーガー)」
ポテトもめちゃくちゃおいしい

食べてみると、ファストフードのハンバーガーとは明らかに違いました。パンも肉も野菜も“本物”の味と食感。食材へのこだわりが伝わってくるおいしさです。日本にも来てほしいけれど、パティを製造する工場がカリフォルニアにあるため、“冷凍しない”を貫くとなるとちょっと難しいかも…?

◆認知度低め?シンガポールの麺

シンガポールから日本へやって来た人気グルメといえば、“4か月待ち”の瓶入りティラミスを展開する「ティラミスヒーロー」。そんなシンガポールでひたすら食べ歩きをした記者をもっとも感動させたのが、Fishball Noodles(フィッシュボール ヌードル/Fishball Mee という場合もあります)です。

シンガポールのFishball Noodles(フィッシュボール ヌードル/Fishball Mee という場合もあり)
フィッシュボール ヌードル

魚肉団子が入った麺とスープのセット。チリソースがかかった麺を混ぜて、お好みでスープをかけて味わう料理です。日本でも食べられるお店はあるかもしれませんが、ラクサやチリクラブなどと比べるとまだ知名度低めですよね?

シンガポールのFishball Noodles(フィッシュボール ヌードル/Fishball Mee という場合もあり)
ざくざく混ぜてほお張って

ぷりぷりの魚肉団子や、出汁のきいたスープのおいしさは、日本人の舌にもなじむ味でした。

◆朝食文化が根づくオーストラリア

シドニーから日本上陸したbills(ビルズ)のメニューにも表れているように、オーストラリアには朝食をしっかり食べる文化があります。街中のカフェにはさまざまなモーニングメニューが並び、どれもオージーサイズ(でかい)!

オーストラリア・メルボルンのカフェCargo
どどんっ!

記者がメルボルンで訪れたカフェ Cargoには、ベーコンや目玉焼きをどっさり挟んだハンバーガーや、トーストが見えないほどこんもりと盛られたスクランブルエッグ、グラノーラにフルーツをごろごろのせてヨーグルトで覆ったシリアルプレートなど、ボリューム満点の朝食たちがありました。

オーストラリア・メルボルンのカフェCargo
とにかく量が多い

パンなどの簡易メニューをのぞくとだいたいひと皿日本円で1,000円~2,000円くらいするので、もうちょっと量少なくていいから安くなるといいな~、なんて体の小さなアジア人としては思ってしまうところではあります。

ちなみにモーニングメニューの隣にはビールやカクテルもずらっと。朝から飲んでも怒られなさそうなオージー的雰囲気、大好きです。

また、オーストラリアで女子に人気のスイーツを聞き込みしたところ、カップケーキやマカロン、そしてチーズみたいに濃厚なグリークヨーグルトが話題に上りました。すでに日本でもなじみのあるものたちですが、カップケーキにも“グルテンフリー”のものがあったりと、健康志向の高さを感じられたのが印象的でした。

オーストラリア・メルボルンのカフェCargo
このグリークヨーグルト、おいしかった…!

◆イギリスの人気イタリアン

イギリスの有名シェフ、ジェイミー・オリヴァーさんのレストラン「Jamie's Italian(ジェイミーズ・イタリアン)」。ここでは今までに食べたことのない、斬新かつ本格的なイタリア料理が味わえます。

一見めちゃくちゃシンプルなのに、食べてみると「思いついた人(=ジェイミー)、天才!」とひざを叩きたくなるおいしさだったり、複雑にいろんな食材が絡み合っているように見えて、驚くほど味がまとまっていたり。カニのほぐし身がのったバゲット、おいしかったな…。

イギリスのイタリアンレストラン「Jamie's Italian(ジェイミーズ・イタリアン)」
カニがのったバゲット

特に印象に残っているのは、ヒラヒラとしたリボン状のパスタ「PAPPARDELLE(パッパルデッレ)」。おいしさもさることながら、びろびろの“ひだ”の部分がソースを絡め取ってくれるという食べやすさも特筆すべき点でした。これ、日本であんまり見かけませんよね?

イギリスのイタリアンレストラン「Jamie's Italian(ジェイミーズ・イタリアン)」
ヒラヒラしてます


◆エスニック女子はベトナムへ行け

日本でもすでにブームを通り越して当たり前のように根付いているベトナム料理ですが、やっぱり本場で食べる味わい深さを超えるものはありません。価格も安いしね!現地で絶対に欠かせないのは、ガイドブックにも載る有名店「フォー24」のフォー(米粉麺)。日本と違って香草類が容赦なくトッピングされるので、ちょっとクセのある味が好きな人におすすめ。

ベトナム「フォー24」のフォー
これが本場のフォー!

ベトナム「フォー24」のフォー
トッピングは別皿で

食後やブレイクタイムに飲みたいのが、コーヒーに練乳を合わせたベトナムコーヒー。これ日本でもっと流行ってもいいと思うんですよね、おいしいから。ただやっぱり炎天下を歩き回って疲れた体にひんやり沁み込んでいく感覚も含めておいしいんで、本場ベトナムで飲むか、日本では夏に飲むのが正解です。

本場ベトナムのベトナムコーヒー
本場のベトナムコーヒー

◆パリの“相席”レストラン

最近日本で相席居酒屋がブームですが、フランス・パリにも“相席”レストランがありました。地元の人も長蛇の列をつくる大衆食堂「Chartier(シャルティエ)」。おいしい料理をリーズナブルに楽しめると評判で、100年以上も続いているのだとか。※日本で流行中の“相席”とは意味が異なります

パリの“相席”レストランChartier(シャルティエ)
フランス・パリの“相席”レストランChartier(シャルティエ)

パーソナルスペース広めの日本人的感覚からすると、パリの相席は距離が近い。ちょっと動けば肩が触れ合うほどの距離感で、否が応でも隣の人と会話が芽生えます(下心とかは一切なく)。

フランス・パリChartier(シャルティエ)
こうなります

肝心の料理はというと、オーダーした魚のオーブン焼きも、シンプルな粗挽きハンバーグも、文句なしに美味。予想外の出会いがスパイスとなって、料理の味もますますおいしく感じたのでした。

フランス・パリChartier(シャルティエ)
ホクホク魚のオーブン焼き

パリの“相席”レストランChartier(シャルティエ)
ほろほろ粗挽きハンバーグ

※店名・商品名などはすべて取材時のものです