九州、特に福岡出身の人たちから“ソウルフード”として親しまれているリョーユーの「マンハッタン」。1974年に誕生して以来愛され続ける菓子パンです。さっくりとしたやや硬めのドーナツにチョコレートがコーティング。メビウスの輪みたいに、クルッとねじれた輪っかの形をしています。
そんなマンハッタンから、甘くてしょっぱい「クリームシチューに合うチーズマンハッタン」が登場。12月1日より九州・西日本エリアおよび東京・有楽町の「ザ・博多」(東京交通会館内)で販売されるというニュースが飛び込んできました!
●そもそもマンハッタンとは
関東出身の筆者は、マンハッタンを食べたことも見たこともなかったのですが、九州出身のスタッフは「これを食べて育ちました。今でも帰省したら必ず買いに走ります」と言っていました。食べてみるとオールドファッションドーナツにチョコをかけたような感じ。さっくりとやや硬めの食感で、香ばしい甘さ。しっとりほどける口どけ。ヤマザキの「ローズネットクッキー」にちょっと似ているかも。
●チーズマンハッタンを食べてみた
さて、今回登場したチーズマンハッタンは、マンハッタン史上初めて“食べ合わせ”が推奨された商品。ハウス食品とコラボレーションし、クリームシチューに合うマンハッタンとして開発されました。想定価格は130円(税別)。生地にコンソメパウダーを練り込み、チョコの代わりにチーズソースをコーティングして仕上げられています。
筆者もさっそく食べてみました。まずはそのまま。
サクッと硬めの生地は甘さひかえめで香ばしく、チーズソースの塩気がきいています。噛むと同時に甘じょっぱさが広がる、ちょっとおかず寄りな味。一瞬、チーズの強めの香りに躊躇するんですが、食べてみると案外くせになるおいしさです。
続いてクリームシチューにディップして食べてみます。
口に入れた瞬間は「マンハッタン」と「シチュー」が個々に主張してくる印象なのですが、2度3度と噛むうち、チーズがとろけてシチューとマンハッタンのつなぎ役に。チーズマンハッタンの甘じょっぱさと、シチューのまろやかなコクがなじんで広がります。なんだかよく分からないけどおいしいぞ!
なお、先ほどの九州出身スタッフも食べてみて「おいしい!アリです」とのこと。懐かしさに新しさが加わった味に心をつかまれたようでした。なくなり次第販売終了となりますので、マンハッタンファンの方はぜひご自身の舌で確かめてみてくださいね!